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5日、台湾メディア・三立新聞網は、日本で不作によりキャベツの価格が高騰する中で、豊作だった台湾の農家からは日本への輸出に期待を寄せる声が出ていることを報じた。
2025年3月5日、台湾メディア・三立新聞網は、日本で不作によりキャベツの価格が高騰する中で、豊作だった台湾の農家からは日本への輸出に期待を寄せる声が出ていることを報じた。
記事は、台湾で近ごろキャベツの収穫が始まり、生産量は前年比で2割の増加が見込まれていると紹介。全土のキャベツ栽培面積は約8000ヘクタールに及び、卸売価格は1キロ当たり6台湾ドル(約27円)で、1ヘクタール当たり48万台湾ドル(約220万円)の売り上げが見込まれるとした。また、現在は国内向けの出荷に加えて、農業部農糧署の指導の下で計1548トンが日本やカナダ、シンガポール、ドバイへと輸出される予定になっていると伝えた。
その上で、日本の主要産地である愛知県では、夏の水不足と冬の雪害が重なり生産量が前年比3割減少しており、日本国内の市場価格は1キロ当たり120台湾ドル(約540円)にまで上昇していると指摘。農家からは「(日本を含む海外へのキャベツ輸出は)素晴らしい政策。販路が増えて、農家にとっては助かる」「日本に輸出できるということは、台湾のキャベツの品質が本当に優れている証拠だ」と輸出によって潤うことへの期待や、品質への自信を示す声が聞かれたことを紹介した。
記事はまた、品質の良い台湾産キャベツの中でも特においしいものを選ぶコツとして生産協同組合の関係者が「春はできるだけ軽いものを選び、冬は少し重めのものを選ぶのがベストです。そうすることで、より甘みを楽しめます」と説明したことを紹介。一部の消費者は農薬の影響を懸念し、塩水で洗うと安心だと考えているものの、専門家が「塩水で洗うと食感が損なわれる。実際には、大量の水でしっかり浸して洗うだけで十分」と指摘していることを合わせて伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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