中国のスマホショップがゲーム目的の小学生のたまり場に、でも一番迷惑なのは…―中国メディア

Record China    2025年3月8日(土) 6時0分

拡大

中国のニュースサイト・観察者網に4日、「ゲームを遊べない小学生、ショッピングセンターのスマホショップを自分たちの無料ネカフェにする」と題する記事が掲載された。

中国のニュースサイト・観察者網に4日、「ゲームを遊べない小学生、ショッピングセンターのスマホショップを自分たちの無料ネカフェにする」と題する記事が掲載された。

記事によると、最新機種を体験できる北京市内のスマホショップには、放課後になると小学生が集まり、高性能なフラッグシップモデルでゲームを楽しむ光景が見られるという。特にシャオミ(小米)のオフライン体験店舗「小米之家」は店舗数が多く、スタッフに追い出されることもないため、「シャオミネットカフェ」と呼ばれているそうだ。

また、別のメーカーのショップに勤務する男性は、最近では毎日、モバイルゲームを目的に来店する「常連」の小学生らと親しくなったと明かした。男性は当初、小学生がスマートフォンを占有することで他の客の迷惑になることを懸念していたが、良好な関係を築くことで、混雑する時間帯は小学生が自主的に他の場所に移動するなどの協力を得られるようになったという。

ショップを訪れる小学生の多くは家庭でのゲーム使用が厳しく制限されており、親が帰宅する前の時間を利用して店に遊びに来ている。1時間ほどゲームをプレーした後、親の帰宅時間に合わせて帰っていくという。

ある男子児童は、家や学校の近くのショップだと教師や知り合いの保護者に見つかる可能性があるため、わざわざ遠くのショップを選んで訪れていると明かし、「ゲームをプレーすることは学校での友人関係を維持するために重要」と語った。男性は「もし家庭で短時間でもゲームを許可されていれば、彼らは店に来る必要はないと思う」と話した。

一方で、親が子どもを預けに来るケースもある。別の男子児童は週末に両親と共にショップを訪れ、両親が別の店で買い物をしている間、ゲームをして待っているという。前出のショップ勤務の男性も、最近では子どもがショップでゲームをして遊ぶのを黙認する親が増えたと実感しており、「ショップを一時的な託児所として利用することが暗黙の了解になっている」と語った。

男性は、「平日の放課後に親に黙って店に来る子どもは決まった時間に帰っていき、週末や祝日にはほとんど姿を見せない。彼らは実際のところ自己管理がしっかりしている」とする一方、「夜間や週末にゲリラ的にやってくる子どもは長時間遊び続け、意志疎通も困難な場合が多い。また、親が連れて来るケースも多く、中には子どもをショップに残したまま何時間迎えに来ない親もいて、店の負担になっている」と話した。

さらに、安全面での注意を促しても「店に預けているのだから子どもの責任はおまえたちが持て」と言い放つなど横柄な態度の親も少なくないそうで、「一番手を焼くのは子どもよりも一部の親」と現状を吐露した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携