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2日、韓国・国民日報によると、中国メーカーによる初の韓国EV市場進出で注目を集めた『BYD』だが、顧客への引き渡し遅延が発生している。
2025年3月2日、韓国・国民日報によると、中国メーカーによる初の韓国EV(電気自動車)市場進出で注目を集めた『BYD』だが、顧客への引き渡し遅延が発生している。
自動車業界によると、BYDは1月16日に韓国進出記念イベントを開催し、EVスポーツ多目的車(SUV)「ATTO3」の契約を開始した。2月中旬ごろの引き渡しを予定していたが、いまだ実現していないという。韓国でEVを販売する場合、政府の認証手続きの他に、エコカーの届け出、EV購入補助金の手続きなどが必要になるが、補助金の支給が確定していないのが原因だという。
BYDは先月28日に補助金確定手続きに必要な基礎情報を提出した。しかし、この時点ですでに車両引き渡し日を過ぎていた。EV補助金に関しては今年から支給基準が強化されているが、ATTO3はこの基準を満たせなかったため、書類提出が遅れたと伝えられた。
環境部はEV火災の予防のため、保険加入SoC機能内蔵などを補助金支給の条件としているが、ATTO3はSoCを搭載していなかった。BYDコリアは1年以内にソフトウェアのアップデートで当該機能を搭載するという確約書を提出したという。環境部がこれを受け入れない場合、ATTO3には補助金が出ないことになる。その場合、BYDコリアが設定した2000万ウォン(約204万円)台後半という価格は不可能になる。補助金が決まった場合も、これを産業部が告示するまで待たなければならず、ATTO3の販売は遅くとも来月の初めになる見通しだ。
一部では、BYDが欧州など主要市場への進出が難航している中、アジア市場で無理な発売を推し進めたのではないかとする声も出ているという。BYDは韓国より早く日本に進出しているが、認証問題で発売が1年近く遅れた。
BYDコリア関係者は「現時点で具体的な引き渡し時期をお伝えすることは難しい。今月中には可能になるよう最善を尽くしている」とコメントしている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ほらね。やっぱり中国は信頼できない」「中国車を2000万ウォンも出して買う人がいるのか」「ロイターがさまざまなATTO3の問題を報じている。それを見てもこの車を買いたいか?」「EV自体がまだ不安定だと思う。それなのに中国車だなんて」「原則を守れないなら補助金は支給すべきではない」「韓国市場をなめてるようだな」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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