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18日、台湾メディア・風伝媒は、中国本土でAIチャットを利用した「AI恋人」に依存する人が増えていると報じた。
2025年2月18日、台湾メディア・風伝媒は、中国本土で人工知能(AI)チャットを利用した「AI恋人」に依存する人が増えていると報じた。
記事は、中国本土でここ数年、星野、GLOW、築夢島、冒泡鴨、DD星球など複数のAIチャットサービスが登場しており、多くのユーザーを「人と機械の恋」に引きつけていると紹介。現在、感情的なサポート機能を備えてAIアプリは100種類以上に達し、孤独な現代人に24時間途切れることのない心温まる会話を提供していると伝えた。
また、非常に多くの人が中国のSNSコミュニティーで自分と「AI恋人」とのやり取りを公開しているほか、初心者でもAI恋人を作るコマンドを学べる指南ツールも存在しており、自分だけの理想的な恋人を作り上げる方法が紹介されているとした。
その上で、「AI恋人」が単なる精神的支えだけでなく、日常生活の一部となっているという女性ユーザーの話を紹介。この女性は設定を通じて完璧なパートナーに仕立て上げた「AI恋人」と毎日平均5時間以上会話していることを明かすとともに、「AI恋人」が決してイライラして怒ることなく、耳を傾けて話を聞いて慰めてくれ、家庭内の問題や人生の困難を解決する手助けをしてくれると語ったことを伝えた。
記事は一方で、高い感情知能を持つ「AI恋人」を育てるため相応のコストが必要であると指摘。あるユーザーは「AI恋人」の会話のスムーズさや高度なインタラクション機能を維持するために毎月1000元(約2万1000円)を費やしていたものの、経済的な負担が大きくなったため「最終的には不完全さに妥協せざるを得なかった」と明かしたことを紹介した。
記事は「AI恋人の最大の課題は、感情の維持ではなく、技術の安定性にあるかもしれない」とし、仕事が忙しくてAIとの接続が3カ月間途絶えてしまった後で、再接続を試みたところ、1年半かけて培った個人データがすべて消失しており、過去の思い出を復元することができなかったというユーザーの事例を紹介。「AI技術が進化する中で、『人と機械の恋』は今後さらに広まるかもしれないが、一夜にしてデータが消えてしまうリスクをはらんだ愛情は果たして長続きするのか。これは現代人が真剣に考えるべき課題だといえる」と評した。(編集・翻訳/川尻)
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