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28日、韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮を訪れたドイツの有名インフルエンサーが「現地の人たちがあえて貧困を隠そうとしていないことに驚いた」と感想を語った。写真は北朝鮮。
北朝鮮がコロナパンデミック以降5年ぶりに外国人観光客の受け入れを再開した。28日、韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮を訪れたドイツの有名インフルエンサーが「現地の人たちがあえて貧困を隠そうとしていないことに驚いた」と感想を語った。
全ての国を旅することを目標に世界各地を旅しているというドイツ人のLuca Pferdmenges氏(23)は米国時間27日、米メディア「ビジネスインサイダー」のインタビューに応じ、北朝鮮での様子について伝えた。
Luca氏は今回、羅先(ナソン)経済特区を訪問。「平壌(ピョンヤン)よりも貧しく閉鎖的な地域で、今でも多くの人が牛と馬車を利用していた」「観光客に見えないようにカーテンで家の中を隠すようなことをせず、ツアーガイドも家が古くみすぼらしいので写真を撮らないようにと言うだけだった」「相対的にいい職業に就いている人、特権階級の人なら携帯電話でインターネットに接続することもできる」などと伝えている。
5日間の旅行には、「まるで修学旅行のよう」なルールがあったといい、演出のように感じる瞬間も多かったと明かしている。ルールの内容は「北朝鮮の指導者について悪く言わない」「指導者の銅像を写真に撮る時は全身をフレームに収め、トリミングや拡大などをしてはいけない」「金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)の銅像には造花を買って持っていき献花しなければならない」「移動のバスは座席が指定されている」など。
北朝鮮内はどこにも広告がなく、目にしたのはプロパガンダのポスターと指導者の肖像画だけだったという。また、今も新型コロナウイルスへの懸念から入国時に消毒を行っており、市民の8割はマスクをしているのが印象的だったと語っている。
この旅行の費用は、中国での1泊を含め総額740ドル(約11万円)。宿泊したホテルは「かなり良かった」という。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「必死で隠してるのに…」「最大限に貧しさを隠した結果、これなんだよ」「頑張って隠してこれなのだから悲惨だ」「北朝鮮の人たちは『井の中』に閉じ込められているから、それが貧困だと知らないんだよ」「カーテンなんて作る布はないんだろう。着る服だってないんだから」「我々もそういう暮らしをするところだった。国の指導者は本当に重要だ」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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