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中国の一部の大学教授は、学生が人工知能(AI)を用いて作成したレポートに「0点」を付ける考えを示している。画像はAIで作成。
中国の一部の大学教授は、学生が人工知能(AI)を用いて作成したレポートに「0点」を付ける考えを示している。中国国営の中央テレビ(CCTV)のニュース番組・央視新聞が26日に報じた。
同番組は、AIがすでに多くの大学生にとってレポートや論文を作成する「神器」になっていると説明した上で、一部の大学教授や専門家からは、AIを利用して研究データを偽造したり、実験画像を編集したり、自分で行うべき設計をAIに代行させたりするなど、不適切な利用、または学術不正を行う学生が少数ながら出てきているとの指摘が出ていることを伝えた。
そして、ある大学の課題に関するチャットグループ内では、教師から「AIで生成された文章はすべて0点とする」との通知があったことを紹介。また、最近、多くの大学がAIツールの使用規範を策定し、複数の研究チームがAI生成論文の識別技術の開発に取り組んでいることにも触れた。
専門家は「AIが提供する情報には真偽や正確性に問題があることもある。AIへの過度な依存は、思考力の低下や創造力の発展を阻害する恐れがある」とし、慎重な利用を呼び掛けているという。
中国のネットユーザーからは「この世代の人間はAIに駄目にされる」「教授の考えに賛同する。自分で書いた方が達成感がある」「科学技術は諸刃の剣」「過度に依存すると思考が怠惰になり、創造力の発展を抑制してしまう」といった声が上がった。
一方で、「そこまでAIをボイコットする必要はないと思うが」「今のAIはまだ本当の意味での思考力は備わっていない。本質的には検索エンジンにすぎない」「学生に使わせないなら、教授にも使わせないようにしないとな」「創造力なんてもともとないんだからAIを使った方がいい」といった意見も。
このほか、「複数のAIに同じテーマで書かせて、それをミックスすればいい。それならバレることはないだろう。大学生の論文なんてもともとそんなに深みはないし、AIが書いたのと大差ない」との声や、「確かに問題はある。ただ、判別は難しいだろう。一目でおかしいと分かるものを除いては」「誤判定が怖い。AIが書いたものが『人が書いたもの』と判定されるのはまだいいとして、人が書いたものが『AIが書いたもの』と判定されたら大変なぬれぎぬだぞ」との声も見られた。(翻訳・編集/北田)
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