2025年2月23日、韓国・世界日報は「先月、訪日韓国人観光客数が100万人に迫る規模まで拡大し、記録を塗り替えた」と伝えた。

日本政府観光局（JNTO）の発表によると、1月に日本を訪れた韓国人観光客数は96万7100人で、月間ベースで過去最多を記録した。臨時休日の導入で長くなった旧正月の連休に、日本を訪れる人が殺到した形だ。

漢陽大学観光学部のキム・ナムジョ教授は「日本は距離的に負担なく訪問できるだけでなく、グルメ、ショッピング、安全面でも信頼が高い国。旅行満足度が高く、リピーターも多い」と指摘している。最近はオーバーツーリズム対策として地方自治体が宿泊税の導入や観光地の入場料大幅引き上げなどを行っているが、さほど影響は出ていない雰囲気だという。

ある旅行情報アプリがユーザー672人を対象に実施したアンケート調査によると、「今年、日本に行きたい時期はいつ」かとの質問に、最も多かった回答は「いつでも」（18％）だった。「季節に関係なく、時間があれば国内旅行の感覚で日本に行く計画だということ」と分析されている。

昨年、日本を訪れた観光客は、全海外旅行客の68．3％に達した。日本訪問平均回数は2．37回で、1人2回以上、日本を訪れていることになる。日本路線を中心とした国際線の運航も増加を続け、格安航空会社間の「日本小都市就航争い」も激しくなっているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本に行く理由？。日本がいいから、好きだから」「韓国から1時間ほどで行ける唯一の先進国」「日本は清潔でいいよね」「日本は各地方に多彩な文化があるけど、韓国にはそれがない。どこに行っても同じだ」「韓国は物価が高い、店員は不親切。店主は客の前でパワハラをする。ぼったくりが増え、クオリティーは低下。国内旅行なんてしたいと思わない」「安全で清潔で親切、物価は高くないし、見どころもグルメも多い。近いから1泊2日でも行きやすい。各都市ごとに観光資源が活性化されている。特に海外旅行初心者にはお薦めの国だ」「ノージャパン運動のリーダー、文在寅（ムン・ジェイン）前大統領も自分の娘は日本の大学に行かせてるくらいだからな」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/麻江）