人民網日本語版 2025年2月25日(火) 8時30分
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上海初の人型ロボット量産工場では年間数千台を生産する予定だ。
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上海初の人型ロボット量産工場となる智元機器人(AGIBOT)製造工場に入ると、未来の世界に入り込んだような気分になる。エンジニアが人型ロボットの各種部品を組み立てており、完成した人型ロボット数百台が整然と並び、一連の動作テストを待っていた。
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上海自由貿易区臨港新片区にあるこのロボット製造工場を取材すると、生産が始まってわずか数カ月しかたっていないものの、2024年だけでもすでに人型ロボット1000台がラインオフし、今年は数千台の生産を予定していることが分かった。
業界関係者は、今年は人型ロボットの「量産元年」になり、同産業は急ピッチで臨界点を超えようとしていると見ている。上海には先端製造業の基礎があり、長江デルタの整備されたサプライチェーン・関連産業や豊富な高等教育機関、人材ストックがあり、産業が加速しながら発展する基礎となっている。
智元機器人の製造部の張紹政(ジャン・シャオジョン)総経理は、「川上のサプライチェーンが成熟しているので、これほどスピーディーに人型ロボットを作ることができる。人型ロボットのカギとなる部品の多くは、川上の精密加工に属し、新エネ車とも関係がある。それらの精密部品は人型ロボットの製造でも流用することが難しくない」と説明する。
そのボディーを作るのは第一歩に過ぎない。智元機器人の張江データ収集センターに再現されたレストランやミルクティーショップ、一般住宅などのシーンでは、人型ロボット100台がデータエンジニアの「指示」に合わせて作業していた。人型ロボットは、お茶をいれたり、ドリンクを作ったり、テーブルクロスを敷いたり、服にアイロンを当てたり、布団を畳んだりといった人間の動きを模倣して、1日当たり平均1000件以上の操作データの収集をこなしている。
米国のモルガン・スタンレーが発表した人型ロボット分野の世界の上場企業トップ100を見ると、優必選(ubtech)や比亜迪(BYD)といった中国企業37社がランクインしている。中国電子学会は、30年には中国の人型ロボット市場の規模は約8700億元(約17兆8350億円)に達すると予想している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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