湖北省で「ナルトレキソン」を体内に埋め込むアルコール依存症治療―中国

人民網日本語版    2025年2月23日(日) 21時40分

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湖北省十堰市中医学病院・精神衛生センターはアルコール依存症患者の体内に「ナルトレキソン」を埋め込むという新しい治療法を打ち出した。

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アルコール依存症になると、お酒をやめたくてもやめられなくなる。湖北省十堰市中医学病院・精神衛生センターは最近、アルコール依存症患者の体内に「ナルトレキソン」を埋め込むという新しい治療法を打ち出した。アルコール依存症患者の男性・呉さん(35)は16日に5分程度の手術を受けた。湖北省でこの手術を受けたのは呉さんが1人目だ。

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長年にわたり飲酒を続けてきた呉さんはここ数年、飲酒量がますます増え、飲酒しないと不快感を感じるようになり始めただけでなく、いったん飲酒し始めると酩酊するまで飲酒し続けてしまうようになっていた。そして最近、お酒が原因で、錯乱状態に陥ったり、反応が鈍くなったり、怒りっぽくなったりといった症状に悩まされ、仕事や生活に深刻な影響を及ぼすようになっていた。そのため、同病院で治療を受けるようになったという。

同病院の医師は、呉さんの腹部に1センチほどの穴を開け、皮下脂肪にナルトレキソン10粒を埋め込む手術を実施。一度埋め込むと、150日以上その効果が続くという。


従来の経口投与による治療と比べると、ナルトレキソンを埋め込むと、飲酒したいという欲求を大幅に抑制することができる。また、飲酒した場合でも、強い快感を得ることができないため、飲酒しない、または少量の飲酒という目標を達成しやすくなるという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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