シンガポールメディアの聯合早報は17日、米ブルームバーグの報道として、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席が中国の電子商取引（EC）大手のアリババ集団創業者の馬雲（ジャック・マー）氏と今週、会見する可能性があり、これがさらなる中国株上昇のきっかけになるかもしれないと伝えた。

記事によると、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストは「このような目立つ支持は、中国政府がテクノロジー産業を未来の経済成長の原動力と見なしていることを示す明確なシグナルだ」との考えを示した。

また、ブルームバーグは「習氏が馬氏と会見すれば、アリババにとって重要な転換点となる。中国はかつてアリババ傘下のアント・グループの新規株式公開（IPO）を直前で止め、強大になり過ぎた可能性のある業界へのコントロールを目的とした監督管理の始まりとなったためだ。（会合という）措置は中国が民間企業をより支持する立場を取っているという、強烈なシグナルを伝えることになる」としたという。

聯合早報はまた、他のメディアが「習主席は民間企業の自信向上に向けた座談会を主宰し、馬氏を含む中国のビジネス界のリーダーが出席する」と報じていたことも紹介した。（翻訳・編集/野谷）