香港メディアの香港01は13日、「AI（人工知能）は宝くじの当せん番号を予測できるのか？」との記事を掲載した。

記事は、「AIがますます普及し、世間ではAIを利用して宝くじを当てようとする声も聞かれている」とした上で、12日に中国体育彩票（中国スポーツ宝くじ）の公式アカウントが「どれほど強力なAIでも当せん番号を予測することは不可能」との認識を示したことを伝えた。

同公式アカウントは、「ロトは毎回、独立した抽選が行われ、当せん番号は完全にランダムに生成されるため、予測するのは根本的に不可能。AIを使って番号を選択することも、ランダムに選択することも、本質的には同じであり、当せん確率は変わらない」とし、「もしAIによって当せん番号が予測できると主張する人がいるのであれば、それは詐欺だ」と警告した。

また、「AIは当せん確率を上げることもできない。過去の当せん番号を分析しても確率は変わらない」とし、「抽選は物理的な機械を使用しており、ボールの動きは空気の流れや微細な振動の影響を受けるため、予測したり制御したりすることは完全に不可能」と指摘。「例えば、コインを投げて10回連続で表が出たとしても、11回目の確率は依然として50％であることと同じ。AIが過去のデータから法則を見つけ出すことは不可能」との認識を示した。

そして最後に、「DeepSeek（ディープシーク。中国のAIモデル）がどれほど強力でも、次回の当せん番号を予測することはできない。確率は変わらない」と改めて強調した。（翻訳・編集/北田）