中国メディアの環球時報が10日、韓国・連合ニュースの9日付報道として伝えたところによると、韓国・ソウル市は今年婚姻届を出した夫婦に早ければ10月にも現金や地域で使えるポイントで100万ウォン（約10万円）の支給を開始する。

市は国の保健福祉部と支給方式や支給対象について協議した上で実施する。市の推計によると、中位所得の150％以下を対象とした場合、約2万組が恩恵を受けるという。

ソウルの2024年の出生数は4万2588人で、前年より7．9％増えた。その主な原因として、コロナ禍で結婚を延期していたカップルがコロナ収束後に結婚したことと、市の新婚夫婦向け政策の効果が出始めたことが挙げられる。

この記事について、中国のSNS・微博（ウェイボー）では、「100万ウォンは5000人民元でしょ。助成金の額が低すぎるよ」「あまり効果ないと思うけど、どうなんだろう」「今年結婚、離婚、再婚したら2回もらえるの？」「不正受給者がたくさん出そう」などのコメントが寄せられた。

中国メディアの沸点視頻も10日、この話題に関連し、ウェイボーへの投稿で、「助成金がもらえたら結婚意欲が増すか」についてアンケートを実施している。記事執筆時点で、「増さないと思う」が60．0％で最も多く、「増すと思う」が20．0％、「（助成金の額が）多ければ増すと思う」が11．6％だった。（翻訳・編集/柳川）