中国・江西省九江市で全焼したベンツとピースサインで写真撮影した女性に驚きの声が広がっている。

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中国メディアによると、熊（シオン）さんは1月29日、自身の愛車であるベンツに乗って帰省し、別の日系車とともに祠堂（先祖を祭るお堂）の前に駐車した。ところが、30分ほどして、近くで鳴らされていた爆竹の一部が日系車に落ちたことで火災が発生。熊さんのベンツも巻き込まれた。

火は瞬く間に燃え上がり、爆発も起きた。村民たちは逃げ出し、「火事だ！早く消火しろ！」などの声が飛び交った。しばらくして火は消し止められたが、2台とも全焼し、骨組みだけになったという。

しかし、熊さんは慌てることなく落ち着いた様子で「ピースサイン」や「サムズアップ（いいね）」をしながら丸焦げになった愛車と写真撮影。「皆さんにとって、この一年が『紅紅火火』（※繁栄と成功を意味する縁起の良い言葉）になりますように」と新年の祝福のメッセージを書き添えた。

ベンツは購入してから1年ほどしか経っておらず、熊さんは今後、保険会社と補償について話し合うという。

ネットユーザーからは「メンタルが本当にすごい！」「愛車が萌えてこんなに楽しそうにしている人は初めて見た」「富豪の正月はやっぱり豪快だな」「トラフィックは稼げそうだ」「（有名になったことで）ライブコマースに進出か？」といった声が上がった。

なお、同市では先日にも、「1カ月前に購入したばかり」という車で事故を起こした女性が、ボロボロになった車とピースサインで写真撮影し、物議を醸していた。（翻訳・編集/北田）