中国ラブストーリー時代劇の直近10年の年間ランキング1位作品、昨年は意外にもあの作品

anomado    2025年2月1日(土) 20時0分

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27日、台湾メディアのBEAUTY(美人圏)は、豆瓣(douban)の統計を元にした直近10年間の年間ランキング1位のドラマを紹介した。写真は「国色芳華」。

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2025年1月27日、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTY(美人圏)は、中国のドラマ・映画口コミサイトの豆瓣(douban)の評価ポイントの統計を基に、直近10年間で年間ランキング1位を獲得したラブストーリー時代劇を10作紹介した。

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1作目はヤン・ズー(楊紫)とリー・シエン(李現)主演「国色芳華」で、豆瓣(douban)の評価ポイントは7.8。今年の現時点の暫定1位を獲得している。記事は「年明け早々、競合する『白月梵星』や『千朵桃花一世開』を押さえて、口コミで最高評価を獲得したのはヤン・ズーの『国色芳華』だった。同作をベタな時代劇だと思い込んでいる人が当初は多かったが、意外なほどにクオリティーが高く、特に服飾や美術面では唐王朝(618~907年)の風景を完全再現していると言われたほど、照明やメイク、小道具に至るまで高水準で制作されている」と紹介した。

「国色芳華」

2作目は、ユー・シューシン(虞書欣)とディン・ユーシー(丁禹兮)主演の「永夜星河」で、24年に豆瓣(douban)の評価ポイント7.7を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「24年にはラブストーリー時代劇が3作、7.7ポイントという高得点を獲得した。『永夜星河』のほかは、『九重紫』『柳舟記』で、採点者数が40万人と最多だったのが『永夜星河』だった。採点はほとんどが四つ星、五つ星と高評価で、同点の他2作を上回った」と紹介した。

「永夜星河」

3作目はグオ・ジアナン(郭迦南)とジャン・ヤーチン(張雅欽)主演の「古相思曲~君想う、千年の調べ~」。23年に豆瓣(douban)の評価ポイント8.6を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「23年には『長相思』や『長月燼明』など人気の時代劇が配信されたが、その2作の包囲網を突破したのは、製作費が決して多くはない『古相思曲』だった。同作は悲劇的な色合いが濃厚なストーリーで、すれ違いを埋めようとする二人はお互いが変化しているように思わせて、実は少しずつ悲劇へと向かってしまう。キャスト陣の知名度はそれほど高くないが、大作時代劇を超える評価を得ている」と紹介した。

「古相思曲」

4作目はユー・シューシン(虞書欣)とワン・ホーディー(王鶴棣)主演「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」で、22年に豆瓣(douban)の評価ポイント8.2を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「22年は『蒼蘭訣』のほかに『星漢燦爛』『卿卿日常』など人気作が多かったが、評価ポイントが最も高かったのは『蒼蘭訣』だった。同作は感情の敷き方が細かく、近年ではあまり見なくなった監督、演者、シナリオの全方面で高いレベルにある貴重な時代劇だ。すでに配信終了から長い時間が経っているが、ユー・シューシンとワン・ホーディーはそれぞれ『永夜星河』や『大奉打更人』などの新作にも出演し、多くのファン達を沼らせている」と紹介した。

「蒼蘭訣」

5作目はワン・ズーチー(王子奇)とスー・シャオトン(蘇暁彤)主演「宮廷恋仕官~ただいま殿下と捜査中~(御賜小仵作)」で、21年に豆瓣(douban)の評価ポイント8.0を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「21年は製作費が高くない同作で、配信開始後には8.0ポイントという高得点をたたき出し、良い評価しか聞こえてこなかった。知名度のあるキャストはおらず、キャンペーンやセールスの頻度もそれほどでもなかったが、純粋に同作を愛するファンがウェイボーなどで推薦したことが良い効果を生んだ。テンポやシナリオが良く、主役の男女のキャラクターも感情移入しやすい。甘いラブストーリーと同時にミステリーの推理もあり、推理のロジックは隅々まで頭脳的に練られている。ラブストーリーをここまでつくり込むのは簡単ではない」と紹介した。

「御賜小仵作」

6作目はルオ・ジン(羅晋)とリー・イートン(李一桐)主演の「鶴唳華亭外伝~別雲間~」で、20年に豆瓣(douban)の評価ポイント8.3を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「『花の都に虎(とら)われて~The Romance of Tiger and Rose~』や『琉璃』などの人気作を押さえて1位を獲得した同作は、19年の人気作『鶴唳華亭』のスピンオフ作品で、全12話から成る。本編となる前作では描かれなかった宮廷内にうごめく陰謀の真の黒幕など、本編のストーリーを補完する作品で、本編と同様に素晴らしい」と紹介した。

「鶴唳華亭外伝」

7作目はチャン・チェン(張震)とニー・ニー(倪[女尼])主演の「運命の桃花~宸汐縁~」(原題:宸汐縁)で、19年に豆瓣(douban)の評価ポイント8.3を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「19年には『長安二十四時』や『慶余年』『陳情令』など高評価の時代劇が多数配信されたが、最終的に1位を獲得したのは『運命の桃花~宸汐縁~』だった。ファンタジー時代劇としても近年で最高の評価を得ている貴重な作品で、一般的にファンタジー時代劇といえばラブストーリーばかりが強調されて中身が薄く、豆瓣(douban)の評価も低くなりがちだが、この作品は8.3ポイントも獲得している」と紹介した。

「運命の桃花」

8作目はチェン・クン陳坤)とバイ・ジンティン白敬亭)主演「鳳凰の飛翔(原題:天盛長歌)」で、18年に豆瓣(douban)の評価ポイント8.1を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「同作は一度『琅琊榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~』に匹敵する出来栄えと称されたが、実は評価が二分している。人気作家・天下帰元の原作小説『鳳権』を実写化した作品だが、ヒロインが成長し逆襲を果たす痛快活劇だった原作とは違って、男性主人公の権力争いの悲劇を描いている点が、同作最大の議論の的だ」と紹介した。

「鳳凰の飛翔」

9作目はジアン・ジアエン(蒋佳恩)とレイ・ムー(雷牧)主演「花間提壺方大廚」で、17年に豆瓣(douban)の評価ポイント7.9を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「『花間提壺方大廚』は、知名度の高いキャストがおらず、セールスもあまりしていない不透明な点が多かったネットドラマだが、豆瓣(douban)では7.9ポイントもの高得点を記録した。この年は『永遠の桃花~三生三世~』『楚喬伝~いばらに咲く花~』『寵妃の秘密 ~私の中の二人の妃~』『麗王別姫~花散る永遠の愛~』など大作が多かったが、『花間提壺方大廚』が最高評価を得るとは誰も思っていなかった」と紹介した。

「花間提壺方大廚」

10作目はチャオ・リーイン趙麗穎)とリー・イーフォン(李易峰)主演「青雲志 ~天に誓う想い~」で、16年に豆瓣(douban)の評価ポイント7.1を獲得し、同年1位を獲得した。記事は「16年に人気爆発した同作は、口コミ、視聴数で共に豊作だった。当時はファンタジー時代劇の花盛りだった。さらに同作にはブレイク前のヤン・ズー(楊紫)が脇役として出演している。今から同作のキャスト陣を改めて見ると、配役の上手さに監督の見る目の高さを感じずにはいられない」と紹介した。(翻訳・編集/原邦之

「青雲志」

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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