北海道を訪れた中国人観光客らの迷惑行為に中国ネット「恥ずかしい」「迷惑かけるな」

Record China    2025年1月29日(水) 7時0分

拡大

北海道小樽市のオーバーツーリズム問題が中国のSNSでも紹介され、ネットユーザーから反響が寄せられている。小樽天狗山ロープウェイ。

北海道小樽市のオーバーツーリズム問題が中国のSNSでも紹介され、ネットユーザーから反響が寄せられている。

中国のSNS・微博(ウェイボー)で140万超のフォロワーを持つアカウントは26日、小樽市を訪れる外国人観光客による迷惑行為が日本のテレビ番組で取り上げられていると紹介。同番組では、映画「Love Letter」のロケ地にもなった「船見坂」が中国のSNS・小紅書(RED)などを通じて人気になり、大勢の観光客が押し寄せる事態になっていると伝えた。

一方で、それに伴い、道路の中央に出たり、三脚を立てたりして撮影するなど危険な行為も散見されていることを指摘。また、民家の敷地内に侵入して写真撮影をしたりするなどの行為もあり、現地の住民が「迷惑」「何回も注意したが次の新しい人がやってくるから切りがない」と憤っていることも紹介した。

現地では中国語や英語、韓国語などの注意書きを掲示、現地の鉄道駅では警備員を増やしたり、中国語を使って注意喚起したりするなどの対策を行っているものの、迷惑行為は後を絶たないという。同番組では28日から春節(旧正月)連休が始まることから、中国人観光客がさらに増える見通しだと伝えている。

また、微博で550万超のフォロワーを持つブロガーも、日本のX(旧ツイッター)に投稿された動画を転載し、「船見坂」で写真撮影をする観光客に対して行き交う車両がたびたびクラクションを鳴らす現状を紹介している。

中国のネットユーザーからは「本当に恥ずかしい」「鎌倉高校前駅のような状態に」「写真撮影のために現地住民に迷惑を掛けてはいけない」「素養のない人たちだ」「こういう人たちから罰金を取るべき」「終わった。小樽も毒されてしまった」「こういう人たちは本当に不快」「現地の人に嫌われる行為は避けるべき。やはりモラルは必要だ」といった声が上がった。

一方で、中には「(中国人観光客の)金を稼いでおきながら上に立とうなど、そんな都合がいいことがあるか」「日本は朝から晩まで中国の各種SNSで中国人観光客の呼び込みに躍起になっているくせに、テレビ番組ではやってきた中国人たちの問題を撮影して金を稼いでいる」と日本側に批判的なコメントもあったが、これらにはそれぞれ「金さえ払えばモラルはいらないというのはおかしな考えだ」「日本人は道路の真ん中に出て撮影してくださいと宣伝していたか?」との反論が寄せられ、元のコメントを上回る「いいね」を集めている。

このほか、「中国国内でも同じ。あちこちで迷惑な撮影行為が横行している」「これは欧米人も同じ。彼らはよくうちの胡同(フートン。北京市の旧城内の細い路地)に入り込んできて撮影する」「出かけて写真を撮りまくる人が本当に嫌い。この目で見て、体感することこそ最も重要じゃないの?自分の目よりも優れたカメラが存在するだろうか?」との意見も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン・ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携