アンジェラベイビー（楊穎）とソン・ウェイロン（宋威龍）主演の時代劇ドラマ「相思令」が配信をスタートしたが、人気低迷でネット上では早くも視聴者が主に3つの敗因を指摘している。

2023年春にクランクアップしたドラマ「相思令」は、主演のアンジェラベイビーの封殺騒ぎがあったことで1年半近くの長い時間を経て、今月20日に騰訊視頻（テンセントビデオ）で配信をスタート。アンジェラベイビーの事実上の解禁を示す作品として、ドラマの影響や人気を示す「熱度」ランキングで配信初日は2位につけたが、その後すぐに6位へと後退している。

視聴者からは早くも「相思令」について、主に3つの敗因が指摘されている。その1つがアンジェラベイビーの男装についてで、家を継ぐため男に扮（ふん）している焱南城主の娘「君綺羅」を演じるアンジェラベイビーの男装がまったく男性に見えない上に、どんな場面でも顔の汚れや髪の乱れがほとんどないことに、違和感を示す声が上がっている。

過去に主演の時代劇ドラマ「孤高の花 ～General＆I～」で、演技力について批判の声が多かったアンジェラベイビーだが、「相思令」でも腹心の死を悲しむシーンなどで、「感情移入できない」といった声が。また、砂漠を支配する部族の首領を演じるソン・ウェイロンにも、水場を求めて命懸けで戦う異民族のワイルドさが皆無で、白馬の王子様のようだと違和感を示す反応が多い。

さらに原作小説を知る視聴者からは、ストーリーや登場人物にかなり手が加えられ、かつ陳腐になっていることを指摘する声が上がっている。なお、今後はそのアレンジが、ドラマの評判を復活させられるかどうかの鍵となる、といった分析も見られる。(Mathilda)