Record China 2025年1月26日(日) 9時0分
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ドイツの自動車メディアはこのほど、「中国の自動車メーカーがどのようにしてこれほど強くなれたのかを振り返る時が来た」と伝えた。写真はXPengの「空飛ぶクルマ」のコンセプトカー。
中国メディアの環球時報によると、ドイツの自動車メディア、アウトモーターウントシュポルトはこのほど、「中国から学ぶということは、勝つことを学ぶことなのか」とする記事を掲載し、「中国の自動車メーカーがどのようにしてこれほど強くなれたのかを振り返る時が来た」と伝えた。
記事によると、政治学者のアンドレアス・クニー氏はこのほど、「フォルクスワーゲン(VW)や他のドイツの自動車メーカーは、電気駆動装置やバッテリーの分野で中国メーカーに追い越されて久しいにもかかわらず、依然として自らをリーダーであると考えている」と指摘した。
クニー氏によると、中国勢はよくある合弁事業という形でドイツ勢を駆動装置の変革の中に取り込んでいるが、ドイツ人は電気自動車(EV)を嘲笑し、未来の駆動力としてディーゼルにしがみついている。それでも中国と協力することは可能であり、そして何よりも必要だ。中国勢にこびるように聞こえるかもしれないが、アジア人がかつて欧州人の専門知識を必要としていたのと同じように、今やドイツ人が中国人の専門知識を必要としている。
VWは中国においてはこの点を認識済みで、VWブランドとして中国の新興EVメーカーの小鵬汽車(XPeng)と協力して競争力のあるEVを中国市場に投入している。アウディも上海汽車集団(SAIC)と協力して最初のコンセプトカーを発表した。
しかしクニー氏はドイツにおいても中国勢との協力が必要だと考えている。中国勢は欧州の自動車メーカーや電池メーカーとの合弁事業で欧州に生産施設を設立すること(のみ)を許可されるべきで、実際、中国の比亜迪(BYD)がドイツのギガファクトリーに加われば、(ドイツの)ザルツギッターやスペインにあるVWの工場がより迅速に電池セルの生産に成功するであろうことは十分に想像できる。
記事は「だからこそドイツ勢はつまらぬ見えを張るのをやめて中国勢に協力を求めるしかないのだ」とした。(翻訳・編集/柳川)
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