中国のSNS・小紅書（RED）に15日、「日本で財布を拾った」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿主の男性によると、財布を拾ったのは阪急・茨木市駅で、中には現金が20万円近く入っていた。男性がアップした写真には、財布の中に1万円札が数十枚入っている様子が写っている。男性は「こんな大金を拾ったのは初めて」とし、入っていた免許証などから持ち主は普通の会社員のようだと推察。交番に届けた際に警察官から何度も「謝礼はいらないのですか？」と尋ねられたものの固辞したことを明かした。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「あなたは良い人。正しいことをしたよ。あなたを誇りに思う」「良い人には良い報いがあるよ」「中国人のメンツを回復してくれた。素晴らしい」「私は日本で携帯電話を拾った。最終的に持ち主に戻ったみたいで、本当に感動した。良い人全員に良いことがありますように」「善意の循環、すごくいい」といった声が上がった。

また、「私は日本で3回財布を拾ったことがある。中に入っていた現金は合わせて40万円にはなるかな。すべて日本人の財布だった。警察に届けたけど1銭も受け取らなかったよ。警察も権利を主張するか聞いてきたけど、いらないと言った。なぜなら私自身も日本で財布をなくして、現金が減ることなくそのまま戻ってきたから」というコメントにも多くのハートマークが付いた。

このほか、「日本で2回財布を落としたけど、どちらも中身が全く減ることなく手元に戻ってきた。だから私もスーパーで財布を拾った時、サービスカウンターに届けたよ」「持ち主が現れなければ自分のものになるんだ。私も（日本で）財布を拾って警察に届けたけど持ち主が現れなかった。でも、私はいらないので必要な人に寄付してくださいと言って受け取らなかったよ」「私も（日本で）財布を拾ったことがある。学生証が入っていたので学生だと思う。謝礼は辞退したが、落とし主に『拾ったのは中国人』と伝えてもらった」といったコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）