CRI online 2025年1月19日(日) 5時0分
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中国の多くの科学研究機関が三江源地域内の約36万平方キロにわたるエリアでユキヒョウの個体群の数について詳細な系統的評価を実施しています。
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中国青海省林業・草原局が明らかにしたところによると、近年、中国の多くの科学研究機関が、三江源地域内の約36万平方キロにわたるエリアでユキヒョウの個体群の数について、詳細な系統的評価を実施し、その結果が国際学術誌『生物多様性と保護(Biodiversity And Conservation)』のオンライン版に掲載されました。これは、中国が実施した初めての大規模なユキヒョウの個体群評価であり、世界で発表された最大規模のユキヒョウ個体群数の調査結果でもあります。
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約36万平方キロにわたるエリアにおいて、代表的なユキヒョウの生息地をクオリティー別にサンプリングを実施することにより、調査は全生息地の28.2%をカバーし、ユキヒョウの生息地カバー率20%という国際基準を上回ったということです。
この推算によれば、三江源地域にはユキヒョウの生息に適した潜在的生息地が約11万平方キロあり、この地域のユキヒョウ個体群の平均密度は100平方キロ当たり約0.90頭で、個体数は約1002頭と推定されています。
国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧種レッドリスト」によると、世界のユキヒョウの推定生息数は7446~7996頭であり、今回の評価対象となった三江源地域のユキヒョウの数は推定生息数の10%以上であることから、三江源地域におけるユキヒョウ保護の価値の高さが浮き彫りとなりました。本研究は、今後より多くの地域でユキヒョウの大規模調査をおこなうための技術的参考になるとされています。
ユキヒョウは中央アジアの高山生態系におけるフラッグシップ種(象徴種)であり、その秘密主義的な動きと幅広い行動範囲から、個体数を正確に把握することは非常に困難であり、その個体数調査も長い間学界で論争を呼んできました。世界のユキヒョウ生息地の約60%は中国にあり、中でも広大なユキヒョウの生息地を有する三江源地域は、中国だけでなく世界でもユキヒョウの分布が最も集中し、個体群密度が最も高い地域の一つとして知られています。(提供/CRI)
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