アンジェラベイビー（楊穎）とソン・ウェイロン（宋威龍）主演の時代劇ドラマ「相思令」が20日に配信をスタートすると複数の中国ニュースサイトが報じた。

動画配信サービス・騰訊視頻（テンセントビデオ）の「相思令」は2023年5月にクランクアップ。その後、1年以上を経過した24年7月には配信に向けての許可証取得が報じられたが、この空白期間には主演のアンジェラベイビーの封殺騒ぎがあった。

この封殺は、韓国のガールズグループ・BLACKPINK（ブラックピンク）のリサが、フランス・パリの老舗キャバレーで出演したショーにアンジェラベイビーが足を運んだことがきっかけだった。これがポルノ産業の発揚になるとネット上でボイコットの声が高まったことで、23年10月から本格的にスタートしたもの。24年2月には、アンジェラベイビーの微博（ウェイボー）アカウントにあった「発言禁止」の文字が消えたものの、現在までに本格的な復帰には至っていない。

このほど新浪（SINA）や網易（Net Ease）など複数の大手ニュースサイトが「相思令」について、ワン・ホーディー（王鶴棣）主演の時代劇ドラマ「大奉打更人」の後に続き、20日から配信スタートする見込みと報道。なお、「相思令」のウェイボーアカウントに動きは見られないが、アンジェラベイビーの封殺騒動が尾を引いているため、事前告知や宣伝活動は一切行わない突然の配信スタートになるのではないかと予想されている。

なお、アンジェラベイビーは女性ファッション誌「瑞麗（Ray）」で1月号のカバーとグラビアに起用され、少しずつ復帰の動きを見せている。（Mathilda）