中国のオンラインデリバリーユーザーが5.45億人に拡大、世界最大のデリバリー市場に

人民網日本語版    2025年1月17日(金) 19時30分

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中国のオンラインデリバリーユーザーが5億4500万人に達した。

2008年に登場した中国のオンラインデリバリーは今、世界最大のデリバリー市場へと成長している。中国インターネット情報センター(CNNIC)の統計によると、中国のオンラインデリバリーユーザーの数は5億4500万人と、ネットユーザー全体の約5割を占めている。その数字は他の国をはるかに上回る。

中国飯店協会(飲食店・ホテルの業界団体)の統計によると、23年に中国のフード・ドリンクデリバリー市場の規模は約1兆2000億元(約25兆8000億円)に拡大し、飲食業界の売上高全体に占める割合は22.6%まで上昇した。デリバリーを含むオンラインマーケティングはすでに飲食業界の重要な利益確保ルートとなっている。

中国飯店協会デリバリー専業委員会の史暁明(シー・シャオミン)理事長は、「誕生した当初から、デリバリーの発展は一連の問題に直面していた。しかし、オンラインデリバリープラットフォームが拡大し、消費者の習慣が変化するにつれて、アップデートが最も速い業界の一つとなっているほか、新たな消費の成長ポイントを生み続けている」と分析する。

デリバリーというと食べ物や飲み物を連想するかもしれないが、今では「何でも」家まで届けてくれるようになった。多様化、スマート化された配送体系を武器に、デリバリーのサービス範囲はフードやドリンクから商業施設・スーパーの商品、日用品、医薬品といった小売業の各種商品にまで拡大するなど、日進月歩で進化している。

デリバリー業界では今、トウモロコシ由来の繊維や竹パルプといった環境に優しい素材が幅広く使用されるようになっている。23年末に発表された中国初のグリーンデリバリー国家標準「グリーンデリバリー管理規範」は、「フード・ドリンクデリバリーを取扱う業者は、使用する各種包装・パッケージを減らし、環境に優しい素材に切り替え、環境に負荷をかけない、または負荷を低減するようにしなければならない」と明確に規定している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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