昨年末から休業に入っている中国の女優チャオ・ルースー（趙露思）が25日に仕事を再開するとの話題が持ち上がり、ファンからは不安の声も上がっている。

チャオ・ルースーは12月末、全身の力が抜けた様子で車いすに乗る写真がネットで拡散され、所属事務所は12月18日に病院で検査を受け、そのまま休業に入っていることを明らかにした。また、1月1日にはチャオ・ルースー自身が中国のSNS・微博（ウェイボー）に長文を発表し、数年前からメンタル面に不安を抱え、体調不良が断続的にあったことを語っている。

立ち上がって歩く練習やスプーンを持ち上げる練習をしていることが報じられ、深刻な病状が世間の関心を集めているが、15日にはチャオ・ルースーをCMタレントに起用する飲料メーカーが中国のSNS・微博（ウェイボー）にイベント情報を公開。1月25日に四川省成都市で開催するイベントに出演すると伝えた。

同メーカーは中国メディアに対し、イベントはもともと5日に開催予定だったが、チャオ・ルースーの休業によって延期となっていたこと、チャオ・ルースー側との協議を経て、現在は告知通り25日に開催予定であることを明らかにした。

チャオ・ルースーのファンからは、復帰への第一歩としてイベント出席を喜ぶ声があるものの、「あまりにも早すぎる」と心配する意見が多い。「これが責任感からの決断だとすれば、もっと自分を大切にしてほしい」「仕事はいったん忘れて治療に専念してほしいのがファンの願いだ」などといった声のほか、チャオ・ルースーのマネジメント側や飲料メーカーの人権侵害を叫ぶ批判の声も上がっている。（Mathilda）