中国における日本アニメ文化の流行トレンド―中国メディア

Record China    2025年1月19日(日) 23時0分

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13日、中国のポータルサイト・淘宝百科に、日本のアニメが中国でどのように人気を集めているのか、その背景やトレンドについて解説した記事が掲載された。写真は「ハイキュー!!」。

2025年1月13日、中国のポータルサイト・淘宝百科に、日本のアニメが中国でどのように人気を集めているのか、その背景やトレンドについて解説した記事が掲載された。

記事はまず、「『鬼滅の刃』の大ヒットをはじめとし、日本のアニメは中国でかつてないほどの熱狂を巻き起こしている。オフラインのアニメイベントからオンラインのコミュニティに至るまで、二次元文化の影響力は至る所に広がっている。この記事では、この社会現象を深掘りし、未来の展望についても語っていく」とした。

次に、「日本のアニメは、その独特な画風、深いストーリー性、そして豊かな感情表現によって多くのファンを魅了してきた。例えば、『NARUTO-ナルト-』は忍耐と友情の大切さを教えてくれ、『ハイキュー!!』はチームワークの力を実感させてくれる。これらの作品は単なる娯楽ではなく、成長過程での精神的な糧とも言える存在である」と言及した。

続けて、「現在、中国各地ではアニメイベントが次々と開催されており、オンラインにはアニメファン同士が交流するためのプラットフォームが数多く存在している。特に、中国の動画共有サービス・bilibili(ビリビリ)は中国最大の二次元文化の集積地として、日々新作アニメやクリエイターによるコンテンツが更新されている。また、多くのブランドがアニメとコラボグッズを展開することで、ファンの期待にも応えている」と述べた。

また、「技術の進歩により、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)が二次元文化をさらに現実的で身近なものにしている。VRゴーグルを装着して、日本のアニメ『ソードアート・オンライン』の冒険を体験したり、ARを活用してお気に入りのキャラクターと現実世界で交流したりすることが可能になる日も近い。これは夢物語ではなく、まもなく実現する未来である」と強調した。

さらに、「近年、中国のアニメ市場は急速に拡大し、文化産業の重要な一角を占めるようになった。23年には、中国アニメ市場の規模が1000億元(約2兆円)を突破したとの統計がある。伝統的なアニメ制作会社に加え、インターネット大手企業も次々と参入し、オリジナルコンテンツの制作に投資している。これにより、中国国内のアニメ産業の発展が大きく促進されている」と説明した。

その上で、「二次元文化をもっと楽しむための秘訣(ひけつ)を紹介しよう。まず、何よりも大切なのは『好き』という気持ちを持ち続けることだ。次に、オフラインイベントに参加し、同じ趣味を持つ仲間と出会い、作品について語り合うとよい。最後に忘れてはならないのが、正規品を購入してクリエイターの努力を尊重することである」と勧めた。

そして、「親愛なる皆さん、日本のアニメが私たちに与えてくれるのは、単なる視覚的な楽しみだけではない。それは精神的な支えやインスピレーションでもある。近い将来、二次元の世界が私たちにもっと多くの驚きと喜びをもたらしてくれることだろう」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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