日本で野菜価格が高騰、在日中国人があらゆる工夫―華字メディア

Record China    2025年1月16日(木) 9時0分

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華字メディア・日本華僑報は14日、日本で野菜の価格が高騰する中、在日中国人たちの対策について伝えた。

華字メディア・日本華僑報は14日、日本で野菜の価格が高騰する中、在日中国人たちの対策について伝えた。

記事は、「最近、日本の野菜価格が急騰している。特にキャベツの価格は例年の3倍に達し、レタスや白菜も例年の2倍となっている。この価格高騰は昨年夏の記録的な高温の影響を受けたもので、最近の日本海側を中心とした寒波も野菜価格をさらに押し上げる可能性があるようだ」と伝えた。

その上で、日本で飲食店を経営する張(ジャン)さんを紹介した。張さんの店でも野菜の仕入れコストの上昇が大きな負担になっており、日常的に使うハクサイなどの葉物野菜の価格高騰によりメニューの価格調整を余儀なくされたそうだ。張さんは当初、値上げが客足に影響するのではないかと心配したが、実際はそれほど大きな影響はなかった。それでも、長期的なコスト高が店の収益を圧迫している。野菜の代わりに豆腐や海鮮の割合を増やしたり、より安く購入できるよう仕入れ先と交渉したり、農家から直接買い付けて中間コストを押さえたりと、さまざまな対策を行っているという。

東京で留学中の李(リー)さんにとっても、野菜の価格高騰は頭の痛い問題になっている。普段から自炊中心だという李さんは、食材をなるべく安く購入するため、割引が行われる夕方の時間帯にスーパーに行くようにしたほか、自宅のベランダで家庭菜園も始めたそうだ。また、豆腐で料理をかさ増しするなど、限られた食材で料理を作る技術の向上にも努めている。李さんは「厳しい状況も自分の成長の機会」ととらえているという。

日本で暮らす主婦の王(ワン)さんは、スーパーをはしごして野菜の価格を調べ、コストパフォーマンスが一番高い店で買うようにしている。また、野菜ごとに適した保存方法を調べて可能な限り長く鮮度を保つことで無駄を減らす努力をしている。季節の野菜や割引品などを活用して、経済的かつ栄養豊富な献立をつくっているほか、家族には果物や穀物を多く摂取させ、野菜不足を補っているという。

長年日本で暮らす蒋(ジアン)さんは、自宅の庭に畑を作り、さまざまな野菜を栽培することで安定した食材の供給源にしている。自分で畑の世話をすることで「労働の楽しさと収穫の喜び」を感じているそうだ。また、外食を減らして自炊を心掛けているほか、やはり豆腐や雑穀などを使うことで野菜の価格高騰に対応しているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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