中国スポーツメディアの直播吧によると、サッカー中国代表FW林良銘（リン・リアンミン）は13日、強化合宿が行われている海南省海口で地元メディアの取材に応じ、昨年11月の日本代表戦でゴールを決めたことについて「うれしかったが、祝うに値しない」とコメントした。

林は昨年11月19日に福建省アモイで行われた2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選グループC第6節の日本戦に先発出場。0-2で迎えた後半4分にカウンターからのラストパスを右足で決めて1点を返した。試合は日本が後半9分にFW小川航基が右からのクロスに頭で決めて中国の反撃ムードを断ち切った。

林はその試合を振り返り、「あのゴールは効果的なカウンター攻撃によるもので、チームメートの素晴らしいパフォーマンスのおかげだ」とし、「（ゴールを決めた時は）うれしかったが、スコアはまだリードされている状況だったので、特に祝うに値しないと思った。追いつくことだけを考えていた」と語った。

26年W杯アジア最終予選は2次予選を勝ち上がった18チームが6チームずつ3グループに分かれてホームアンドアウェーの総当たりで対戦する。各グループの上位2チームがW杯出場権を手にし、各グループの3位チームと4位チームはアジアプレーオフへ回る。

国際サッカー連盟（FIFA）の最新ランキングで90位の中国は、日本（同15位）、オーストラリア（同26位）、サウジアラビア（同59位）、バーレーン（同81位）、インドネシア（127位）と同じグループ。

ここまで6戦を終了し、日本が5勝1分けの勝ち点16で首位。オーストラリアが1勝4分け1敗の勝ち点7で2位。他の4チームはいずれも勝ち点6で、得失点差や総得点により、インドネシアが3位、サウジアラビアが4位、バーレーンが5位、中国が6位となっている。

中国は3月20日にアウェーでサウジアラビアと対戦し、同25日にホームでオーストラリアと対戦する。（翻訳・編集/柳川）