人民網日本語版 2025年1月11日(土) 16時0分
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浙江省湖州市安吉県の画家・楊檸さんが手のひらほどの大きさの画用紙に風景を描いていくと、実際の街の景色にどんどん同化していき、最終的には画用紙が消えてしまったように見える。
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浙江省湖州市安吉県の画家・楊檸さんが手のひらほどの大きさの画用紙に風景を描いていくと、実際の街の景色にどんどん同化していき、最終的には画用紙が消えてしまったように見える。楊さんの絵はこんなマジックのような不思議な作品だ。金華新聞網が伝えた。
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楊さんの「消える画用紙」系のショート動画は最近、ソーシャルメディアでバズっており、閲覧回数が最も多い動画は十数万回再生されている。ネットユーザーからは「とても不思議。どこに絵があるか全然わからない」「紙がそこにあったはずなのに、絵を描いているうちに消えてしまった」といった声が寄せられている。
30秒足らずの動画を見ると、スマホスタンドにポストカードほどの大きさの画用紙がセットされていて、そこに景色の絵がどんどん描かれていく。そして、画用紙に遮られて見えなかった景色が、画用紙の上にどんどん浮かび上がっていく。よく見ないと、画用紙があることも分からないほど同化している。
浙江師範大学で油絵を専攻していた楊さんは、大学3年生の時に起業し、共同出資者と共にアトリエを経営するようになった。その後、アトリエを浙江省蘭渓市に移した。
アトリエを経営するようになってから、蘭渓市をほぼ歩き尽くしたという楊さんは、蘭渓市を流れる蘭江の近くで絵を描くのが好きで、特に村の絵を描くのが好きという。「斬新なスタイルで蘭渓の美しい景色、ランドマークを描き出したい」と話す。
「消える画用紙」系のショート動画を見ると、画用紙はスマホよりも小さい。楊さんは「輪郭を線で描くことはせずに、色を作って、直接描いていく。屋外で絵を描いていると、不確定要素がたくさんある。例えば、光の角度や雲、影などは絶えず変化している。そのため、色づくりのテクニックが試される」と話す。
「消える画用紙」系のショート動画は現時点で14本アップされており、再生回数は累計で100万回を超えている。
楊さんは最近、蘭渓で通行人100人を描き出すという新たなシリーズの制作に挑戦している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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