チベット地震でがれきに挟まれた幼児の写真、実は生成AIが作ったものだった―中国メディア

Record China    2025年1月10日(金) 12時0分

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中国・チベット自治区で発生したマグニチュード(M)6.8の地震をめぐり、ネット上に生成AIで作られた写真が出回り物議を醸している。

中国・チベット自治区で発生したマグニチュード(M)6.8の地震をめぐり、ネット上に生成AIで作られた写真が出回り物議を醸している。中国メディアの重慶晨報が9日付で伝えた。

7日午前9時過ぎ(現地時間)に同自治区シガツェ市ティンリ県で起きた地震では、これまでに126人の死亡が確認されている。SNS上では被災者の無事を祈る声が多数上がる一方、AIが生成した画像など、偽情報と思われるものが広く誤解を招いているという。

記事はその例として、今回の地震で撮影されたものとして拡散した、がれきに挟まれた幼児の写真を挙げ、「多くの人が心を痛めたが、調査の結果、この写真は生成AIによって作られたものであることが判明した。元の作者が2024年11月18日に同じ画像を用いたショート動画を公開しており、AIで生成したと明言している」と伝えた。

実際に画像を作成した何(ハー)さんは、「ガザ地区の戦争で住む家を失った子どもの画像を通じて平和を訴えたいと思った。しかし、思わぬことに他人に盗用され、チベット地震と関連付けられた」と語っている。

重慶晨報の記事は、「ネット上で情報を発信する際には、真実で客観的かつ正確であることが求められる。デマを生み出さず、信じず、広めないようにし、共に健全なネット空間を築こう」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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