台湾の観光業を駄目にした「犯人」は誰か―台湾メディア

Record China    2025年1月13日(月) 10時0分

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台湾メディアの民視新聞網は10日、台湾の観光業を駄目にした「犯人」がSNS上で話題になっていると報じた。

台湾メディアの民視新聞網は10日、台湾の観光業を駄目にした「犯人」がSNS上で話題になっていると報じた。

記事によると、今年の春節(旧正月。1月29日)は9連休になるものの、台湾内の宿泊施設の予約率は低迷しており、地震があった東部の花蓮県が21.17%と伸び悩んでいるのはともかく、台湾全土でもわずか36.65%にとどまっている。

台湾交通部の陳彦伯(チェン・イエンボー)政務次長は、こうした状況の原因は「宿泊料金が高すぎることにある」とし、長年にわたり台湾人が島内旅行をしない大きな原因になっているとした。また、今年の連休は長いため多くの人が旅行の日程を分散させていることも予約率低迷の原因に挙げた。

一方、台湾のネット掲示板PTTでは「国旅(台湾内旅行)を駄目にしたのは誰か?」との投稿があり、注目を集めた。投稿主はこうした状況は一日二日のことではないとし、「こんなに厳しい状況に陥ったのは誰のせいなのか」と問い掛けた上で、「犯人」の候補として「中国本土からの観光客」「旅行・宿泊業者」「台湾政府」「台湾内の旅行者」の4つを挙げた。

記事によると、多くのユーザーは「旅行・宿泊業者」を選んだといい、「旅行・宿泊業者や観光地の屋台のせい」「今では夜市はまるでフードコートのように値段が高い」「旅行業者は自分たちの質が悪いのに他者に責任転嫁する」「結局は台湾人自身のせい。品質は一つ星、価格は五つ星」といった声が上がったという。

また、一部のユーザーは第5の犯人として「外国」を挙げ、「外国のせいだろう。国内(旅行)より安いのに質でも勝っている」「格安航空会社(の海外便)がお得すぎるのが悪い」など、海外旅行のコストパフォーマンスが良すぎることが原因と指摘する声も見られたという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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