中国、初の宇宙ステーションに関する報告書を発表

CRI online    2025年1月9日(木) 15時20分

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中国は初の宇宙ステーションに関する報告書を発表しました。

中国の宇宙ステーションが完成2周年を迎えるに当たり、中国有人宇宙プロジェクト弁公室はこのほど、初の宇宙ステーションに関する報告書「中国宇宙ステーションの科学研究と応用進展報告」を発表しました。報告書は中国宇宙ステーションの科学研究と応用進展を系統的にまとめたもので、中国宇宙ステーションの建設発展に対する各界の関心と期待に集中して対応しています。

中国宇宙ステーションは天和コアモジュール、問天実験モジュール、夢天実験モジュールで構成され、中国が独自に設計した「人類の宇宙における家」です。2024年12月1日時点で、この宇宙ステーションは軌道上で181件の科学・応用プロジェクトを実施し、約2トンの科学物資を持ち込み、約100種類の実験用サンプルを持ち帰り、300TB以上の科学データを取得し、今後の宇宙科学研究と科学成果の転化・応用に有益な経験を蓄積したとのことです。

今回発表された報告書では、代表的な科学研究と応用成果34件が紹介されています。これらの成果は国内外で複数の「初快挙」を達成しました。例えば、国際的に初めて宇宙で発育させた水稲と再生水稲の新たな遺伝資源を獲得し、サンプルが地上に戻った後、大掛かりな栽培を実現し、人類のための宇宙育種や将来の宇宙生態系構築のために重要な探索を実施しました。また、国内外で初めて船外空間水素酸素燃料電池の軌道上実験を完了し、今後の月面滞在、深宇宙探査への応用に信頼できるエネルギー安全性の検証を提供しました。

紹介によると、この宇宙ステーションは今後10~15年間の運営において1000件以上の研究プロジェクトを次々と展開し、国内外のハイレベルな科学研究チームを広く受け入れ、科学普及と国際協力を積極的に展開していくとのことです。(提供/CRI

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