Record China 2024年12月26日(木) 17時0分
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25日、日本華僑報は、トヨタ自動車が上海にレクサスブランドの電気自動車(EV)工場を建設することは、日中両国にとってウィンウィンになるとする文章を掲載した。
2024年12月25日、華字メディアの日本華僑報は、トヨタ自動車が上海にレクサスブランドの電気自動車(EV)工場を建設することは、日中両国にとってウィンウィンになるとする文章を掲載した。
文章は、トヨタが中国に初の単独経営によるEV工場を建設する計画が先日明らかになり、中国の自動車市場のみならず世界の自動車業界でも広く注目を集めていると紹介。長年にわたり中国市場での生産を現地企業との合弁方式に依存してきたトヨタが、世界的な新エネルギー車の波が高まり、特に中国政府の外資単独経営の門戸を徐々に開放する歴史的な流れを好機と捉え、レクサスブランドに特化した高級EV工場を建設、運営するアクションを起こしたと評した。
また、新工場の建設地として中国経済の中心である上海を選んだのは間違いなく慎重な考慮の上の決断だったとし、自動車部品のサプライチェーンが完備し、国際的な生産施設や人材の蓄積でも強みを持つ上海がトヨタの独資EV工場に最適な環境をもたらすだろうとの見方を示した。
さらに、新工場の建設はトヨタが単に中国市場の潜在力を深く認識した結果ではなく、世界の自動車産業の発展傾向を的確に捉えたものだと指摘。世界の自動車業界のリーダーとしてEVの技術・品質管理、ブランドの影響力など多方面における蓄積を持つトヨタが中国市場と互いに強みを補い合い、新エネルギー車産業のさらなる発展を促進するだろうとした。
このほか、トヨタが未来の競争に対して鋭い洞察を持っていることも明らかになったとし、単独経営工場の建設によってより柔軟に製品戦略を調整し、市場の変化に迅速に対応できるようになり、将来の市場競争に強固な基盤を築くことができるとの見方を示した。
文章は、中国にとってもトヨタの新工場建設は深い意味を持ち、世界経済の不確実性が高まる中でも中国市場の魅力が依然として強いことを示すものであるとともに、中国が自動車産業の全体レベルをさらに向上させ、新エネルギー車技術の交流と進歩を促進することにもつながると指摘。「トヨタによる中国での単独経営EV工場建設は、日中双方共通の利益と長期的な発展を基盤にした、ウィンウィンな戦略的布石だ」と結論付けた。(編集・翻訳/川尻)
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