岩屋毅外相「日本は一時期国策を誤った」、歴史問題で発言=中国ネット「異例」「誠意見せた」

Record China    2024年12月25日(水) 17時0分

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中国を訪問中の岩屋毅外相が、出発前に東京で中国メディアの取材を受け、「日本は国策を誤った時期がある」と発言した。

中国を訪問中の岩屋毅外相が、出発前に東京で中国メディアの取材を受け、「日本は国策を誤った時期がある」と発言した。この発言は、中国のSNS・微博(ウェイボー)で大きな注目を集めている。

鳳凰衛視は25日、微博アカウントで岩屋外相へのインタビュー動画を投稿した。岩屋外相は日本と中国の歴史問題について「私も田中(角栄)先生の末の末の弟子の一人だという気持ちは心の中に持っていて、日中国交回復ということを成し遂げられた先生たちの思いというものを引き継いでいかなければいけないなと思っている。日本はこれまでいくつか歴史に対する談話を出しているが、それはしっかり引き継いでいかなければならないと思っている」と発言した。

また、「これは私個人の考え」と前置きした上で、「わが国は一時期国策を誤ったと思っている。二度とそのようなことが起こらないように、これからも平和国家としてしっかりと歩み続けていかなければいけないと思っている」と言及。「村山談話と河野談話を継承するということですか?」と問われると、「そうですね。はい」と答えた。

岩屋外相はこのほか、「片や反日、片や嫌中みたいな状況はぜひ解消しなければならないと思っている。中国は日本にとって大切な永遠の隣人であるため、そのことをまず一番大事に心に思って日中外交を展開していきたいと思っている」と述べた。

中国のネットユーザーからは「何を言うかではなく、何をするかだ」「言葉よりも行動で示せ」「今、第2次大戦の道を歩もうとしたところで(日本は)全く勝てないからな」「同じことを繰り返せばやり返してやる。以前のままだと思っているのか」といった声が上がった。

一方で、「人間らしい言葉が聞けた」「心からの発言であるなら良し」「誠意を見せてきた」「日本政府関係者が日本の過去が誤りだったと発言した。これは異例だ」「人の自己認識は変えることができる。日本は長年にわたり反中政策を行い、歴代政府は中国に真っ向から対立してきた。しかし、現政府は『発展こそ道理』という基本的な常識を理解しており、考えを変えようとしている。これは良い兆しであり、関係改善を願っている」「この世界はもろい。中日が共に発展し、人民の福祉を追求してくれることを望む」「中日は引っ越すことができない隣人。平和的な関係であるべき」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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