BYDが建設中の工場の一部を閉鎖、中国人労働者163人が奴隷同様の扱い―ブラジル

Record China    2024年12月25日(水) 14時0分

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ブラジル政府は23日、中国EV大手のBYDがカマサリに建設中の工場の宿舎と建設現場の一部を閉鎖したと発表した。同工場の建設をめぐっては、中国人労働者163人が奴隷同様の扱いを受けていたことが判明した。

香港メディアの香港01によると、ブラジル政府は23日、中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪BYD)がブラジル東部バイア州カマサリに建設中の工場の宿舎と建設現場の一部を閉鎖したと発表した。同工場の建設をめぐっては、中国人労働者163人が劣悪な生活・労働環境下で奴隷同様の扱いを受けていたことが判明した。

労働者らはBYDの請負業者であるジンジャングループに中国で雇われ、南米に連れてこられた。ブラジル労働検察庁(MPT)によると、労働者らはマットレスのない二段ベッドで寝ており、クローゼットがないため私物と食料品が混ざった状態で保管されていた。31人が一つのトイレを共用し、出勤前の準備のため午前4時に起床して列に並ぶことを余儀なくされていた。

BYDにとってアジア以外で初となる同工場は来年3月の稼働が予定されていた。労働監督官のリアン・デュラオ氏によると、労働者らは宿舎から外出する際に許可を得なければならず、少なくとも107人がパスポートを雇用主に取り上げられていた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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