CRI online 2024年12月24日(火) 15時30分
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北京の中心部を南北に貫く中軸線にある15カ所の遺産の一つ、先農壇の重要な構成部分である慶成宮古建築群が21日、正式に一般公開されました。
慶成宮は先農壇建築群の中で最も規格の高い皇室建築で、最後に公開されました。北京古代建築博物館の薛倹館長によると、同宮はかつて斎宮と呼ばれ、明の天順二年(西暦1458年)に建てられ、明・清の時代の皇帝が農業の神を祭る前に心身を清めた場所です。清の乾隆二十年(西暦1755年)に改築され、今日のレイアウトとなり、慶成宮と改称されました。皇帝が農業の神を祭り、正月に自ら田畑を耕し、完成後の祝賀イベントを実施する場所になりました。
薛館長によると、慶成宮は先農壇の外壇の東側に位置し、玄関は南向きで、玄関から北へと三つの庭園を持つ配置です。本殿と後殿の屋根の形はいずれも寄棟造(よせむねづくり)で、金色の龍や鳳凰の彩画が施されています。また、本殿と後殿の間には東側と西側にそれぞれ配殿が建てられています。慶成宮古建築群は先農壇内で最も等級が高く、典型的な明の皇室建築の様式です。
先農壇が位置する北京市西城区は多くの革新的なメカニズムを取り入れて、住民の生活条件を改善すると同時に、文化財建築物の復元に力を入れてきました。文化財建造物の収用と立ち退き作業が計画通りに完了したことで、文化財でない建築物の撤去、文化財の修繕、環境整備、歴史的風貌の復旧などを進行するための条件を整えました。2023年8月、国際的な文化遺産の専門家が現地視察と評価をした際、先農壇を高く評価しました。観光客は現在、現代的な展示方法が活用された慶成宮古建築群で、皇室古建築群の様式を十分に鑑賞することができます。(提供/CRI)
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2024/12/24
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