Record China 2024年12月26日(木) 16時0分
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23日、香港メディア・香港01は、四川省の学校でいじめ事件が発生し、学校側が「ビンタ1発あたり賠償金100元」を提示した疑いが浮上したと報じた。
2024年12月23日、香港メディア・香港01は、中国・四川省の学校でいじめ事件が発生し、学校側が「ビンタ1発あたり賠償金100元」を提示した疑いが浮上したと報じた。
記事は、中国で校内いじめが後を絶たない中、近ごろ新たな校内いじめ動画が公開され、注目を集めていると紹介。この動画は21日にネット上に投稿され、「四川省瀘州市合江県石龍鎮南灘中学校に寄宿している弟が、3人の同級生から暴力を振るわれた」という内容だったと伝えた。
そして、投稿者が「弟が平手打ちされ、赤く熱した釘で顔を焼かれた。暴行の後に校長が家族に連絡し、『平手打ち1回につきいくらか』と持ちかけた。教室には監視カメラがあるが、学校側はさまざまな理由を挙げて映像がないと主張した」と訴えていることを紹介した。
投稿者によると、加害者側への賠償請求を巡る話し合いの中で、学校側が「平手打ち1回につき100元(約2100円)、11回で1100元(約2万3000円)」と提示したという。動画には被害生徒の家族と担任教師の対話と思われる場面も収められており、家族は学校の対応に失望したと述べるとともに、「学校は教育の場であり、安全に関する問題が教師に無関係だと言えるのか」と問い詰める様子も見られたと記事は伝えている。
記事は、中学校の責任者が23日に中国メディアの取材に対し、学校側が「平手打ち1回につき100元」と提案したという情報を否定するとともに、被害生徒の兄が1万元(約21万円)の賠償を求めていることを明かす一方で、それ以外の詳細については明らかにしなかったと紹介。県教育局の担当者が「事件を非常に重く受け止めている」と述べ、教育局や公安局など複数の機関で構成される合同調査チームを設立し、調査を進めていると説明したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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