南京事件から87年、中国の日本人学校は半数以上が休校―香港メディア

Record China    2024年12月13日(金) 12時0分

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12日、香港メディア・香港01は中国国内にある日本人学校が南京事件の記念日に当たる12月13日に休校する措置を取ったと報じた。写真は江蘇省の南京大虐殺記念館。

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2024年12月12日、香港メディア・香港01は中国国内にある日本人学校南京事件の日に当たる12月13日に休校する措置を取ったと報じた。

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記事は、中国本土にある日本人学校の半数以上に当たる7校が、「安全対策の一環」として南京事件87周年に当たる13日の授業を取りやめることを発表したと紹介。上海総領事館は10月末の時点で上海日本人学校の13日の授業をオンラインに切り替えるよう通知を出しており、北京日本人学校でもオンライン授業が行われると伝えた。

侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館

また、北京にある日本大使館も6日、今年に入って中国各地で無差別殺傷事件が頻発していることに触れつつ、日本と中国の歴史に関係する日には中国人の反日感情が高まりやすいため、外出の際には周囲の環境に十分注意し、可能な限りの安全予防措置を講じるよう求める通知を出したと紹介。通知では特に複数人での外出時や子どもを連れての外出時に留意すること、現地の習慣に従い、現地人とやり取りする際の言動に気をつけること、屋外では「周囲の人に聞こえる音量」の日本語では話さないようにすること、日本人同士で騒がないこと、日本人だと容易に視認される服装や身につけたり物を持ったりしないことなども喚起されたと伝えた。

記事は、今年に入って中国国内で日本人が被害者となる無差別襲撃事件が複数発生しており、特に満州事変の発端となる柳条湖事件が起きた日に当たる9月18日には広東省深セン市の日本人学校で10歳の日本人児童が歩行中に男に刃物で刺されて死亡する事件が起きたことを紹介。子どもを上海日本人学校に通わせている日本人女性が「事件から3カ月がたつが、多くの保護者が今なお非常に心配している」と語るとともに、センシティブな日に授業の停止やオンライン授業切り替えを行うだけでなく、「現地の日本人がこれ以上心配しなくていいように、問題を根本的に解決してほしい」との願望を示したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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