今年は「一帯一路」の共同建設にとって「第2の黄金色の10年」の開始年だ。「一帯一路」イニシアチブは11年来、無数の相互接続や協力とウィンウィンの物語を創造してきた。世界は、「一帯一路」の共同建設がすでに最も人気ある国際的な公共財であり、最大規模の国際協力の場になったことを実感している。世界は現在、新たな激動変革期に入り、国際社会は「一帯一路」の質の高い共同建設がどのように進められるかに注目している。「一帯一路」を共同建設する国家はいかにして、より一層の協力とウィンウィンを得るのか。北京市内で2日に開催された第4回「一帯一路」建設作業座談会で答えが示された。

習近平国家主席は2016年から2024年まで前後4回にわたり「一帯一路」建設作業座談会に出席して、「一帯一路」建設の方向性を導き出した。習主席は今回の座談会で、「一帯一路」共同建設が収めた重要な成果を十分に肯定し、当面および今後の一時期には「一帯一路」共同建設の質の高い発展を推進するための全面的な手配を行い、より高水準、より強靭（きょうじん）、より持続可能なウィンウィンの発展の新たな空間を絶えず開拓することを強調した。外交学院の李海東教授は、今回の座談会は世界の発展に非常に貴重な自信と確実性をもたらし、中国が包摂的で包容力ある経済のグローバル化を断固として推進することを示し、「一帯一路」を共に建設する国家の互恵互利や文明の相互参考をさらに促進し、それらによってより高いレベルとより深い次元で共に発展することを実現することが提示されたと説明した。

では、現状にあって、どのようにウィンウィンの発展の新たな空間を開拓するのか。習主席は「四つの結合」、「三つの統一計画」、メカニズム建設面の「九つの完備」を強調し、新たな「黄金色の10年」に「一帯一路」の質の高い発展を共同建設するために進むべき方向を強調した。中でも一つの「通」と一つの「新」は、一連の手配を理解するためのキーワードだ。

例えば「通」は、「一帯一路」共同建設イニシアチブが誕生して以来、その中核となる考えでありつづけた。「通」とは「つなぐ」ということであり、インフラ面の「ハードの連結」、規則や基準面の「ソフトの連結」、共同建設に参加する国の人々の「心の連結」を統一的に深めることであり、今回の座談会では「ハードの連結」、「ソフトの連結」、「心の連結」を協調して推進させるメカニズムの整備が強調された。これらの重要な論述に導かれて、「一帯一路」の相互接続の主軸がさらに固められ、共同建設国家の発展の駆動力が活性化されていくことになる。（提供/CRI）