民家にクマ侵入…妻は襲われ負傷、夫が斧で返り討ち―中国メディア

Record China    2024年12月2日(月) 7時10分

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四川省の北川県で、クマが民家に侵入して住人を襲った。妻は負傷したが、夫は斧で反撃してクマを殺した。

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四川省の北川県で、クマが民家敷地内に侵入して住人を襲った。妻は負傷したが、夫は斧で反撃してクマを殺した。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。

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妻が異変に気付いたのは20日午前5時ごろだった。飼っていた犬が突然吠え出した。建物の外で異音も聞こえたため、妻は飼育していた豚が建物外に出たと思い、外に出て様子を見ようと思った。ドアを開けたとたんに目の前にはクマが立っており、いきなり攻撃された。妻は地面に倒された。

2階にいた夫は助けを求める妻の悲鳴を聞いて、駆け下りた。妻が倒されているのを見た夫は、そばにあった斧を取ってクマに立ち向かった。何も考えていなかった。夫は地元では「有名な大工」という。飼い犬も夫に加勢した。クマが犬に気を取られた瞬間に、夫は斧でクマを切りつけた。クマが倒れて動かなくなると、夫は警察に通報した。

クマは死んでいた。夫は全身から力が抜け、茫然としていたという。我に返ったのは病院に着いてからだった。夫の背中にはクマの爪痕が残り、腕を脱臼していた。妻は頭部、顔、胸、背中に多くの傷を負っていた。しかし二人とも、命に別状はないという。二人の退院の時期は未定。クマの死体は当局が引き取った。


夫は58歳で、妻は65歳。近隣住民によると、周辺ではクマを見たことも、クマを見たという話を聞いたこともない。後になり、前日の19日に近くの山にある池などでクマを見かけて動画撮影した人が何人かいたことを知ったが、そのことを知らされていなかった。また、動画撮影した人の一部は現地当局に通報したが、捜索してもクマは見つからなかったという。

現地当局の一人は、野生のイノシシはよく見かけるが、クマの出現は聞いたことがないと説明した。夫婦二人の医療費は現在のところ、地元当局が「立て替え」の形で負担している。最終的に当局の林業部門が負担するとみられるという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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