日本の警察官の様子を撮影した動画が、中国のSNS上で話題になっている。

動画は車の中から撮影されたもので、窓を開けると警察官が「こんばんは」と笑顔であいさつし、「（青信号で）発進されなかったので声をかけさせてもらいました。ちょっと降りてきてもらっていいですか？」と要求する様子が映っている。

男性ドライバーは「発進しないといけない法律があるんですか？」「よそ見してたから」などと言い拒否。警察官がなおも降りるよう求め「なんか降りられない理由あります？」と質問すると、男性は「逆に降りないといけない理由を教えてください」と返答、警察官は「じゃあ、降りなくて大丈夫です」と応じた。

この動画は中国の複数のアカウントが紹介しており、あるブロガーは警察官が終始丁寧な口調であることについて、「日本の警察官の謙虚さは『ご機嫌取り』のレベルだ。以前、日本の警察官がドライバーと話をする際に目線を合わせるためにかがんでいる映像を見たこともある！」と感嘆した。

中国のネットユーザーからは「どういうこと？全然、警察官らしくない」「納税者と公務員の関係はこうあるべきだ（中国では違う）」「まさに公僕」「うちの団地の警備員ですら、こんなに笑顔で話さない」「こんな感じで来られたら違反するのが申し訳なくなっちゃうね」「近所の店の接客よりずっといい」といった驚きの声が上がった。

また、「サービス型（日本の警察）と略奪型（中国の警察）の違い」「文明的な法執行、善良な市民が真に調和の取れた社会を形成する」といった意見のほか、中には「1945年に彼らが（中国から）去らなければ良かったのに」とコメントするユーザーもいた。（翻訳・編集/北田）