中国最初の海上ガス貯蔵施設が稼働、今冬に北京・天津・河北の350万世帯にガス供給

人民網日本語版    2024年11月27日(水) 19時30分

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中国最初の海上ガス貯蔵施設が稼働した。

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26日、渤海の唐山海域にある中国石油天然ガス(中国石油)冀東油田分公司南堡1号ガス貯蔵施設の採掘井生産弁が開き、天然ガスが採掘プロセスに沿って生産装置に順調に入った。これは、中国初の海上ガス貯蔵施設の最初の正式な採掘が始まったことを示している。新華網が伝えた。

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「ガス貯蔵施設の天然ガスはパイプラインを通じて海底に潜り、海中を移動した後、最終的に国家パイプラインの『大動脈』に合流する」。冀東油田ガス貯蔵施設建設プロジェクト部(ガス貯蔵施設会社)のマネージャーである張永東(ジャン・ヨンドン)氏は、「ピーク調整用のガスとして、この海洋深部からのクリーンエネルギーは、北京・天津・河北地区の多くの家庭に温かさをもたらしてくれるだろう」と述べた。

ガス貯蔵施設は、国の天然ガス供給の安定性と安全性を確保するために重要な意義を持っている。冀東油田南堡1号ガス貯蔵施設の設計有効貯蔵容量は18億1400万立方メートルに達し、2021年に先行試験を実施し、23年に全体的な建設工事が始まった。


張氏は「エネルギー安全保障能力を持続的に向上させるため、南堡1号ガス貯蔵施設は今年再び新たな施設を建設し、正式なガス採掘条件を達成した。先行試験段階と比べると、全体的な採掘能力は10倍近く上がった」と説明した。

張氏は「今年のガス採掘期間中、南堡1号ガス貯蔵施設は北京・天津・河北の約350万世帯に天然ガスを供給する」と述べた。計画では、中国石油冀東油田はすでに五つの石油貯蔵型ガス貯蔵施設の研究を実施しており、二つのガス貯蔵施設を建設中で、将来的には四つのガス貯蔵施設群、計15のガス貯蔵施設を建設し、華北ガス貯蔵センターを完成させ、北京・天津・河北地区の天然ガスピーク調整供給能力をさらに向上させるとしている。(提供/人民網日本語版・編集/ES)

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