「ダウン70%」と表示も調べたら「0%」、犬の毛も―中国

Record China    2024年11月27日(水) 6時0分

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ダウン価格が高騰している中、中国で「偽ダウン商品」の製造・販売が横行している。

ダウン価格が高騰している中、中国で「偽ダウン商品」の製造・販売が横行している。中国国営の中央テレビ(CCTV)など複数の中国メディアが報じた。

報道によると、浙江省湖州市織里鎮の警察当局は先日、現地のアパレル工場がライブコマースを行った際、市場価格をはるかに下回る1着たった89元(約1900円)で子ども用ダウンジャケットを販売していたことを発見。その後の捜査で、偽ダウンジャケット7万点余りを押収し、容疑者3人を逮捕した。

警察によると、偽ダウンジャケットの製品表示には「ダウン70%」と表示されていたが、検査したところ0%であることが発覚。同社の責任者は「7月に製造を始めたが、今年はダウン価格が高く、不正を思いついた」と話しているという。

業界関係者によると、今年のホワイトグースの羽毛の市場価格は1キロ当たり約1100元(約2万3500円)で昨年と比べて30~40%上昇した。原材料価格の高騰により偽造に手を染める業者も出てきており、通常は製品として使用されない端材(脱落した糸くず)や粉砕毛(大きな羽を機械で粉砕したもの)を使用したり、豚の毛や犬の毛などで「かさ増し」したりするケースもあるという。

ダウンジャケットのほかに羽毛布団などの製品でも、オンライン、オフライン問わずに偽物が市場に氾濫しているといい、価格が低いため一般消費者のほかホテルや民泊などの宿泊施設でも使用されているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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