カナダに本拠を置くメディアの北美省銭快報は22日付で、ピザハット中国が売り出した「ウシガエルピザ」を紹介する記事を発表した。中国内外で驚嘆、称賛、嫌悪の声が沸き起こっているという。

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ピザハット中国は、オンライン版のゲーム「ダンジョン & ファイター」とのコラボ商品で、21日からの期間限定販売と説明した。「ダンジョン & ファイター」は韓国企業のNeople Game（ネオプルゲーム）が開発し、中国企業の騰訊（テンセント）が代理配信している。中国国内では親しまれているゲームで、ウシガエルはゲーム中の敵キャラクターであるゴブリンを示すという。

公開された写真によると、ピザの上にはウシガエルのから揚げがあり香菜（パクチー）の葉が散らされている。ウシガエルの目の部分にはゆで卵と黒オリーブを使った。

ピザハット中国が写真を添えて発売を予告すると、ネットでは「本当に口に入れるのは難しいな」「この見た目をひと言で言い表すのは難しいが、一目見たら絶対に忘れられない」などの声が寄せられた。ピザハットの顧客サービス担当は19日時点で、取材に対して「確かに、写真の見栄えはよくありませんね」と認めた。ネットユーザーのコメントは同時点ですでに上司に報告したという。

中国ではさらに「（このピザを）イタリアに持っていったら、取り囲まれて殴り殺されるよ」「作った人の精神状態を想像できない」「イタリア人が見たらその場で脳が発作を起こす」といった声も寄せられた。

ただしこの話題が中国国外に伝わると、称賛する声も少なくなかったという。「暗黒料理と思う人もいれば、クリエイティブな料理で、試してみるのが待ちきれない人もいる」「私が中国にいた時に、ピザハットは本当に素晴らしかった。米国のピザハットよりよかった」「中国のピザハットは再びイノベーションの先頭を歩んだ。前にはドリアンピザがあり、次がこれ。（中略）とても才能がある」「どれも米国のピザハットの商品よりよい」といった書き込みが寄せられたという。（翻訳・編集/如月隼人）