人民網日本語版 2024年11月24日(日) 21時30分
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興城の人口の約3分の1が水着関連産業で働き、水着メーカーは約1300社を数え、毎年平均約1億7000万着の水着を生産している。
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遼寧省遼東湾の北西岸に長く続く平野「遼西回廊」の中ほどに、人口50万人足らずの海辺の小都市・興城がある。興城は水着産業で知られる。世界で売られている水着4着のうち1着はここで生産されたものだ。
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興城の水着産業は1980年代にスタートした。この小さな町に水着産業発展のきっかけをもたらしたのは、海辺でバカンスを楽しみに各地からやって来る観光客の着ていた色とりどりの水着だった。地元の人は観光客の華やかな水着を新鮮に感じたとともに、そこにビジネスチャンスも見て取った。そうした中で、水着を数着買い求め、家に持ち帰って見よう見まねで作ってみる人たちが現れた。
当時は水着1着で1元の稼ぎになった。1人で1日に30着前後を縫製できるので、つまり1日約30元を稼げる計算になる。当時、工場で1カ月働いても賃金はやっと60元に届くくらいだった。
こうして、「水着はもうかる」とのうわさがあっという間に興城全体まで広がり、最初はわずかな規模だった興城の水着産業は瞬く間に大きく拡大していった。
今では、興城の人口の約3分の1が水着関連産業で働き、水着メーカーは約1300社を数え、毎年平均約1億7000万着(セット)の水着を生産している。国内市場のシェアは40%以上、国際市場でも25%を超え、年間の付加価値額は150億元(約3000億円)に達する。
現在、興城の水着産業ではスマートトランスフォーメーションが進んでいる。統計によると、興城の生産設備約3万3000台(組)のうち、先進的な輸入設備が30%を超え、自動延反機、自動裁断機、自動プリントなどの先進設備が広く応用されている。一定規模以上の水着メーカー(年売上高2000万元以上のメーカー)では、デジタル裁断機、デジタル延反機、デジタルプリントなどの設備の使用率が90%以上に上り、全ての生産工程でデジタル管理を実現したところもある。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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