2024年11月18日、韓国・JTBCは「中国が韓国人に対して一時的にビザなし入国を認めたことにより、中国を訪れる旅行客にも変化が生じている」とし、「これまでは中高年層が中心でパッケージ商品が人気だったが、最近は自由旅行を楽しむ若者層の旅行客が増えている」と伝えた。

記事によると、中国は1日、韓国を含む9カ国からの旅行者に対して、15日以内の短期滞在ビザを免除すると発表した。これを受け韓国では中国へ向かう旅行客が増えており、特に自由旅行を楽しむ若者層の間で中国旅行への関心が高まっている。飛行機で2時間ほどの近距離と物価の安さが魅力だという。

ある旅行客は「ビザ免除の知らせを聞いてすぐに予約した。航空券も安く、日本に行くような感覚だ」と話した。別の旅行客も「気軽に旅行計画が立てられる。外灘の夜景を見て、ディズニーランドのパレードも見たい」と話したという。

韓国の旅行業界は活気づき、若者層からの需要増加という変化に合わせて自由旅行商品も続々登場している。大手旅行会社モドゥツアー関係者は「大都市の上海や北京、青島のあたりは現在予約が75％以上急増している状態」と説明した。

記事は「ある旅行プラットフォームの中国の宿泊施設予約件数は前月より5倍近く増えた」とし、「来年まで一時的に適用される中国のビザ免除措置が旅行業界復活のきっかけになるかどうか注目される」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「中国は観光地が多くて魅力的」「中国の博物館や美術館をめぐる旅行が最高だった」「国内旅行はお金がかかるし相対的に観光名所が少ないが、日本や中国は安い上に観光名所が豊富。言葉が通じること以外に国内旅行に魅力はない。観光資源の不足とぼったくりが原因だ」などの声が上がっている。

その他「一時的って…。韓国人は中国に都合の良いように操られている」「中国に行ってみたいけど、スパイ罪で捕まりそうで怖い」「写真を撮っただけでスパイと疑われるかも」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）