中国の人気俳優シャオ・ジャン（肖戦）が主演を務めるドラマ「夢中的那片海（邦題：春を待ちわびて～The sea in the dream～）」が6日、香港のテレビに上陸したと報じられた。10月には主演の「王牌部隊（邦題：男たちの勲章～栄光への旅立ち）」が現地で放送され、「年代劇」の連続の快挙となった。

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中国の「年代劇」とは、20世紀後半の激動の時代を生き抜く人をテーマとするドラマジャンル。特殊な時代背景と内容に対する距離感からこれまで香港のテレビで放送されることは限られていたが、シャオ・ジャンがこのタブーを破り、2作品連続の上陸を果たした。

「王牌部隊」は1980年代、軍人として生きた3人の若者の愛と友情を描いたもので、10月にTVB（無綫電視）に上陸。1970年代から2000年代の変わりゆく中国・北京で生きる青年の成長にスポットを当てた「夢中的那片海」は6日に香港政府系のRTHK（香港電台）で放送をスタートした。

シャオ・ジャンの連続快挙に、ファンから「あの香港に大陸の年代ドラマが登場するのはすごいこと」「シャオ・ジャンの2作品の他、香港上陸を果たした年代劇はウォン・カーウァイ（王家衛）監督の『繁花』だけ」「『夢中的那片海』は中国各地のテレビで50回以上も放送された。最近は上海の東方衛星テレビで再放送している」「シャオ・ジャンのせりふを広東語で聞ける」「いいドラマは何回見ても飽きない」「シャオ・ジャンの魅力と実力の証し」などの書き込みが相次いだ。（翻訳・編集/RR）