通風口に転落した女性、12日間飲まず食わずで奇跡の生還―中国

Record China    2024年11月8日(金) 0時0分

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中国・湖南省邵陽市で通風口に転落した女性が12日後に奇跡的に生還する出来事があった。

中国・湖南省邵陽市で建設中の建物の通風口に転落した女性が12日後に奇跡的に生還する出来事があった。中国メディアの封面新聞などが6日に伝えた。

報道によると、夫と共にビル建設現場の宿舎で生活していた余(ユー)さんは、9月24日未明にトイレに行った後、宿舎に戻る道を間違え、誤って深さ7メートルの通風口に転落した。それから発見されないまま12日が過ぎたある日、壁の点検を行っていた作業員が偶然、余さんが倒れているのを発見。余さんはひどく衰弱していたもののまだ息はあり、救出された後に病院に搬送された。

転落した当時、余さんは飲食物はおろか携帯電話も持っていなかったようだ。余さんは「何日過ごしたか分からなかった。死にそうになり、幻覚を見た。(幻覚の中で)息子が泣きながら『お母さん、どうしてこんなところにいるの?』と言っていた」と振り返り、「生きなければ。夫と一緒に稼いで、息子に家と車を買ってやるんだ」と気力を燃やしたことを明かした。

12日間も飲まず食わずで生還した出来事に、地元警察も「奇跡だ」と驚嘆したという。

治療を受けた余さんはその後、命の心配はないほどに回復したものの、精神状態が不安定なままで、現在でもまだ幻覚を見ることがあるという。余さんの夫は「彼女は以前のように笑顔を見せることが少なくなったが、引き続き治療を頑張る。回復させられるのであれば、いくらお金がかかろうと惜しくない」と語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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