北朝鮮のロシア派兵、朝鮮語勉強も言葉の難しさ吐露するロシア兵、意思疎通に苦労

Record Korea    2024年11月1日(金) 20時0分

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ロシアに派兵された北朝鮮兵とロシア兵が意思疎通に苦労。ロシア兵が朝鮮語を勉強するも言葉の難しさを吐露する様子がカメラに捉えられた。写真はロシア。

ロシアに派兵された北朝鮮兵とロシア兵が意思疎通に苦労し、ロシア兵が朝鮮語を勉強するも言葉の難しさを吐露する様子がカメラに捉えられた。韓国紙が親ウクライナ団体のSNSを紹介して報じた。戦場で円滑にコミュニケーションが取れるかどうかは生死を大きく左右する。

朝鮮日報によると、親ウクライナ団体のテレグラムアカウントには10月27日、ロシア軍とみられる兵士が土の上に座り、紙とペンを持って朝鮮語の会話を勉強する様子を映した動画が投稿された。

この紙には「こんにちは」「(お会いできて)うれしいです」「どうしましたか?」「分かりました」など基本的な朝鮮語の文章が書かれており、右側には発音とロシア語の意味が付いている。一部の文章にはアンダーラインが引かれていたり、丸で囲ってあったりするなど、勉強した痕跡がうかがえる。

動画を撮影している男性が「勉強はうまくいっているのか?」と聞くと、この兵士は「クソッ」と下品な言葉を吐いた。撮影者が「どうしたんだ?」と重ねて聞くと、兵士はケラケラと笑いながら「どういう意味なのか全然分からないよ」と答える。兵士は「どこから来ましたか」と書かれた部分を指して「難しい。本当に分からない」と言って、再び下品な言葉を口にした。

親ウクライナ団体は動画について、ロシア南西部の国境地帯クルスク地域で撮影されたものだと言及。この地域には数千人の北朝鮮軍が集結していると伝えられている。動画を公開したチャンネルは米政府系のラジオ自由アジア(RFA)に対し「動画の出どころはもともとロシア軍のテレグラムチャンネルだが、情報入手のための手段なので公開できない」と説明した。

また、X(旧ツイッター)には朝鮮語とロシア語で作成された軍事用語の冊子の写真もアップされた。冊子の表紙にはロシア国旗と北朝鮮国旗が描かれ、その下には「兵士と将校たちは戦場での効率的な意思疎通のために次の朝鮮語を覚えなければならない」と書かれている。

冊子には基本的な会話のほか「どの部隊から来ましたか?」「階級と職責は何ですか?」「あそこに向かえ!」「助けてくれ」「伏せろ」「攻撃せよ」「われわれは捕虜にならない」など戦場で使われる会話が並んでいた。

韓国国家情報院は10月29日、国会情報委員会の国政監査で「ロシア軍が北朝鮮軍にロシアの軍事用語を100語以上教えている」「北朝鮮軍が覚えるのに苦労しているという話が聞こえてくるため、コミュニケーション問題の解決は不透明だと推測される」と報告した。これに関連し、ウクライナ国防省の情報総局は10月25日、「ロシア軍は北朝鮮の将兵30人当たり通訳官1人とロシア兵3人を配置する予定」と明らかにした。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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