中国で幼稚園の閉園が加速、1年で1.5万カ所弱も―中国メディア

Record China    2024年10月28日(月) 6時30分

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中国ポータルサイトの新浪に26日付で掲載された記事によると、中国で幼稚園の閉園が加速している。写真は閉園した幼稚園。

中国ポータルサイトの新浪に26日付で掲載された記事によると、中国で幼稚園の閉園が加速している。中国教育部が公表しているデータで2023年の幼稚園数は約27万4400カ所で、22年の約28万9200カ所と比べると約1万4800カ所も減少した。

教育部のデータによると、幼稚園の数は、21年は前年比約3100カ所増加したが、22年は同約5600カ所減少した。

その原因として挙げられるのが「出生数の減少」だ。23年入園者は20年生まれで、20年の出生数は前年から265万人も少なく、20年はそれまでの数年間で出生数の減少が最多けの年だった。

23年の幼稚園の減少幅が最大だったのは江西省鷹潭市で31.4%(132カ所)減。吉林省白山市が27.6%減、安徽省蚌埠市が27.5%減で続いた。

大都市も免れることはできず、中央政府の管轄を直接受ける四つの「直轄市」のうち、22年は上海が9カ所増だったものの、北京は11カ所減、天津は89カ所減、重慶は20カ所減だった。

少子化が年々進む中、幼稚園の閉園ラッシュは止まらず、今後数年間で閉園はさらに加速すると予想される。

22年と23年に閉園した幼稚園は「民営」が中心で、23年に閉園した幼稚園約1万4800カ所のうち約1万1000カ所が民営だった。幼稚園児の数が減少し、100万人を超える数の教員が失業に直面している。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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