中国外交部国境海洋事務局の洪亮局長と日本外務省の鯰博行アジア大洋州局長が23日、東京で第17回中日高級事務レベル海洋協議を共同で主宰しました。中国側からは外交部、国防部、自然資源部、生態環境部、交通運輸部、国家エネルギー局、中国海警局の代表が、日本側からは外務省、国家安全保障局、防衛省、海上保安庁、水産庁、環境省などの代表がそれぞれ参加しました。

双方は全体会議と海上防衛、海上法執行と安全、海洋経済の三つの作業部会を開き、両国間の海上関連事務について率直かつ踏み込んだ意見を交換しました。中国側は東海、釣魚島、南海、台湾海峡および海空安全などの問題における立場を述べ、日本側に対して中国の領土主権と安全上の関心を確実に尊重し、海に関わるネガティブな言動を停止し、実際の行動で中日関係の改善と発展を促進するよう促しました。

双方はまた、両国指導者が達成した重要な共通認識を確実に実行し、引き続き海洋関連事務について緊密な意思疎通を保ち、意見の相違を適切に管理・コントロールし、東海を平和、協力、友好の海として大切に扱い、新時代の要求にふさわしい建設的で安定した中日関係の構築を推進するために積極的に努力することで合意しました。

さらに双方は、来年中国で第18回中日高級事務レベル海洋協議を開催することで原則的に同意しました。（提供/CRI）