Record China 2024年10月23日(水) 23時0分
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20日、中国のポータルサイト・捜狐は、実写版「ONE PIECE(ワンピース)」の評価について言及した記事を掲載した。写真はONE PIECE。
2024年10月20日、中国のポータルサイト・捜狐は、実写版「ONE PIECE(ワンピース)」の評価について言及した記事を掲載した。
記事はまず、「Netflix(ネットフリックス)が日本の名作アニメ『ONE PIECE』の実写ドラマ化を発表した際、全世界のファンが息をのんで待ち望んでいた。原作は、1997年から連載が始まった尾田栄一郎氏による漫画で、壮大な世界観、深く練り込まれたキャラクター、そして心躍る冒険物語によって、無数の読者の心をつかんできた。しかし、想像力豊かで誇張された要素が多いアニメの世界を現実のスクリーンに移し替えるのは、間違いなく大きな挑戦だ」と述べた。
続けて、「北米のゲーム・エンタメ情報サイトのIGNは同作品に、10点満点のうち6点の評価を付け、原作の魔法を再現しようとするも、限られたエピソード数の中に詰め込みすぎていると指摘している。この『欲張りすぎた』アプローチが、ストーリーのペースを速めすぎてしまい、キャラクターの背景や感情の描写が削られた結果、漫画やアニメでは感動的だったシーンやセリフが、実写版ドラマでは力不足に感じられるという評価につながったのだ」と指摘した。
一方、「ストーリーの改編が批判を受けたが、俳優たちの演技には高評価が集まった部分もあった。イニャキ・ゴドイが演じる主人公のモンキー・D・ルフィは、キャラクターの情熱や勇敢さをうまく捉えているとされ、エミリー・ラッドが演じるナミも、情感あふれる演技で称賛を浴びた。しかし、一部のキャラクターに関しては、演技が硬かったり機械的だったりと、キャラクターの多面的な魅力を十分に引き出せていないとの指摘もあった」とした。
また、「視覚効果に関しては、戦闘シーンや特殊効果が視聴者から好評を得た。ルフィのゴムゴムの実の能力や巨大な海洋生物などのデジタルエフェクトは精巧に作り込まれており、視覚的な楽しみを提供している。また、実際の撮影で使われた海賊船のセットなども、原作の世界観を忠実に再現しようとする努力が感じられる」と評した。
さらに、「同作品が中国のドラマ・映画の情報サイト・豆瓣電影(douban)で、10点満点のうち7.8点の評価を受けていることから、視聴者の複雑な感情が反映されていることが分かる」とし、「一部の視聴者は、原作の再現度や俳優の演技を高く評価し、視覚効果や戦闘シーンが予想以上に良かったと感じている一方、削減されたストーリーやキャラクターの描写不足に対しては、批判も寄せられている」とした。
そして、「同作品の放送は、間違いなく勇気のある挑戦であった。改編の過程で荒波に直面したものの、視覚効果や一部の俳優の演技には光る点があり、その努力は評価に値する。今後も実写版『ONE PIECE』に期待を寄せる余地は十分にあり、制作チームがシーズン1の経験を活かし、次のシーズンではより深く、より完全な『ONE PIECE』の世界を届けてくれることを願っている。『ONE PIECE』を愛するファンにとって、すべての冒険は大切なものだから」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
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