CRI online 2024年10月20日(日) 22時0分
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江西省で世界最小の恐龍の卵の化石が発見されました。
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江西省カン州(「カン」はへん部分が「章」、つくり部分は「夂」の下に「貢」)市内でこのほど、世界で最も小さい恐龍の卵の化石が発見されました。研究者が小型恐龍の巣の跡を発見したところ、巣には計6個の恐龍の卵がありました。卵は長軸がわずか2.9センチでウズラの卵よりも小さく、これまで知られる中で最も小さな恐龍の卵の化石です。
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研究者はこの6個の貴重な化石を、電子顕微鏡スキャンなどの先端技術のさまざまな手法を使って、ミクロ構造の詳細な分析を行いました。
分析の結果、この恐龍の卵の化石にはいくつかの特徴があることが分かりました。例えば、卵殻内部の乳頭突起層(白身部分)と卵殻と卵膜の間の連続層の境界がぼやけています。また、連続層には直径約1~2マイクロメートルの微小な小胞が大量に発見されました。これらの特徴は、6つの恐龍卵の化石はすべて胚の発育過程にある受精卵だったことを示しており、1個には胚骨があったことも確認されました。これらの卵の化石は恐龍の繁殖と胚の発育過程を理解するための貴重な手がかりを提供してくれます。今回の発見は、今から1億4500年前から6600年前の白亜紀の後期における恐龍の卵の多様性についての知識を追加するだけでなく、同時期の獣脚類(じゅきゃくるい)恐龍の進化過程と繁殖方式を明らかにするための科学上の大きな意義を持つとされます。(提供/CRI)
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